文音×石田ニコル×真魚 アラサー女子のリアル描く「いけいけ!バカオンナ」映画化
2020年1月30日 19:30

[映画.com ニュース] 女優の文音が主演を務め、石田ニコル、真魚と共演する映画「いけいけ!バカオンナ」が、今年の夏に公開されることがわかった。「白鳥麗子でございます!」で知られる鈴木由美子氏が手掛け、「Kiss」(講談社刊)で連載された自伝的な同名コミックが原作。時代設定をバブルから現代へと変更し、恋愛、仕事、友情など山積みの問題を抱えるアラサー女子たちのリアルを、コメディタッチで描き出す。
岩井俊二監督に師事し、「Little DJ 小さな恋の物語」「全員、片想い」の永田琴監督がメガホンをとった女性に捧げる応援ムービー。アパレルメーカーに勤める杉山ユウコは、おしゃれでイケてる自由奔放な女子を気取っているが、生活ではダサいジャージ姿で地味に過ごす見栄っ張りな性格だった。友人の中山エミと彼氏を作るため奮闘するユウコだったが、ある日、SNSアカウントのフォロワーが1万人を超える美女・澤野セツコと出会い、対抗心を燃え上がらせる。しかし、やがてセツコの真の姿を知り、自分と“同じ人種”である彼女との間に友情が芽生えていく。
「イタズラなKiss THE MOVIE」シリーズの文音は、主人公・ユウコ役で初のコメディ映画に挑む。変顔を連発するなどコミカルな演技を披露する一方で、女性の心の機微を繊細に演じた。「女の子ってきっとみんな感情がいつも激しくて安定していないの。女の子っていつも心は複雑で忙しいの。女の友情ってそんな女性同士だからこそ時に儚くて脆いかもしれない。だからこそ、そんな友達を見つけたら大切にしたい。30過ぎても仲良く居続けられる友達はそんなに何人もいないと思うんです。そんな女の友情物語」と作品の印象を語った。
「パラレルワールド・ラブストーリー」の石田はハーフでスタイル抜群のセツコ、「カメラを止めるな!」で一躍注目を浴びた真魚は恋愛依存型の幼なじみ・エミを体現。「脚本を読んだ時、私が普段隠している心の中までも覗かれているのではないかと思うくらい共感することが多かったのが印象的でした。女の友情って難しいけれど、すごく強いし愛しいものだなって思います」(石田)、「わたしが演じるエミはとにかく素直で考えるより先に行動する人間。自分も同じタイプなので共感する部分がとても多かったです」(真魚)と、それぞれコメントを寄せた。
「いけいけ!バカオンナ」は、夏に全国で順次公開。
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