中国映画界に激震! 新型肺炎の影響で旧正月映画7本が公開延期に
2020年1月23日 17:19

[映画.com ニュース] 中国の旧正月に封切りを控えていた新作映画7本が、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響を受け、公開が延期されることがわかった。
多くの中国人が故郷へ帰り、家族とともに新年を祝う旧正月。近年では、期間中に映画を見るのが恒例行事となっている。19年2月5~11日の旧正月休みでは、期間中の累計興収が約60億元(約912億円)。このような好成績が望めるため、多くの大作が旧正月期間での公開を狙っていた。
公開が予定されていたのは、妻夫木聡、長澤まさみ、浅野忠信、染谷将太らが参加した大ヒットシリーズ第3作「Detective Chinatown 3」、興収50億1000万元(766億6000万円)を稼ぎ出したアニメ映画「Ne Zha(英題)」に続くシリーズ第2弾「Legend Of Deification」、ジャッキー・チェン主演作「Vanguard」のほか、「The Rescue」「Leap」「Lost in Russia」「Boonie Bears: The Wild Life」(すべて英題表記)。「Leap」「Lost in Russia」「Boonie Bears: The Wild Life」が1月24日、その他の4本が1月25日に公開を迎える予定だった。なお、新型肺炎によって深刻な被害が出ている湖北省では、しばらくの間、全ての映画館が休業することになった。
映画ジャーナリスト・徐昊辰氏は「新型肺炎の被害が深刻になった今、上映中止の判断は仕方のないことです。むしろ、映画会社、製作者の方々が、きっぱりと結論を出し、中止を決断したことに敬意を表します。まずは感染の拡大を抑えることが最優先です。ですが、今回の事態が映画界に膨大な損失を与えることは間違いありません。作品の宣伝費はもちろんですが、別の時期に上映されるとしても、旧正月の期間ほど良い興行成績にはならないでしょう」とコメントを寄せている。
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