アカデミー賞Wノミネート!シンシア・エリボ来日、「ハリエット」をアピール
2020年1月14日 15:29

[映画.com ニュース] 「ハリエット」で第92回アカデミー賞主演女優賞、主題歌賞にダブルノミネートを果たしたシンシア・エリボが1月14日早朝、来日を果たした。トニー賞やグラミー賞も受賞したミュージカルスターであるエリボは、同16、17日に東京で「シンシア・エリボ ミュージカル・コンサート featuring マシュー・モリソン&三浦春馬」に出演する。この日は、休む間もなく都内で取材に応じた。
エリボがオスカーノミネートの知らせを聞いたのは、日本へ向かう機内だったという。三浦から歓迎と祝福の花束を受け取ると、「知らせを聞くまでは5歳の女の子のようにワクワクドキドキしていたんだけれど、知らせを聞いたときは長旅で疲労困憊していた機内の夜中(笑)。日本で祝ってもらってやっと実感しているの」と喜んだ。

「ハリエット」は、アメリカで奴隷解放運動に尽力したハリエット・タフマンを描いた作品。タフマンを演じたエリボは、「彼女のことを知らないという人も多いと思います。彼女はとても小柄な女性で、私も152センチくらいだから、まずそこが共通点。そのせいで軽んじられたこともあったと思う。でも決心と勇気さえあれば、炎のような闘志で闘うことだってできる。それを証明した素晴らしい女性よ。彼女を演じられて、伝えることができて本当に嬉しいわ」。

三浦にとってエリボは、2017年に初来日を果たして出演したコンサートで歌声を聴いて以来、憧れの人。「彼女の歌を聴いて、その神々しい声と表現力に、ものすごく驚きました。その彼女と、同じく尊敬するマシュー・モリソンさんと一緒に歌えるなんて、なかなかないこと。この貴重な経験を、ぜひ糧にしたいです」と感激しきり。一方のモリソンは、三浦に対して「花束を渡すまでは好感度が高かったんだけどなあ」とジョークでいじりながら、「楽しみにしているよ」とニッコリ。長年にわたって友情を築いているというエリボについて「強い信念をもった賢い人。彼女と歌うことでホームにいるような気持ちになれるので、いいパフォーマンスをお届けできると確信しています」と語った。

コンサートでは、映画の公開より一足早く、アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた「Stand Up」も披露する予定。エリボは、「『ハリエット』のストーリーや心を表している、素晴らしい曲よ」と誇らしげに紹介。さらに、コンサートへの意気込みをこう語った。「人は自分が正しいと思ったことのために闘うことができるし、世界を変えられる。自分の信念に従って立ち上がった素晴らしい女性、ハリエットを通して、たくさんの人々にエールを送りたい。日本の観客のみなさんは歌の中にあるストーリーにも真摯に耳を傾けてくださる。心と魂を感じることができるので、とても楽しみにしています」
「シンシア・エリボ ミュージカル・コンサート featuring マシュー・モリソン&三浦春馬」は1月16、17日に東京国際フォーラム ホールAで開催される。
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