100年前のモノクロ映像を着色 ピーター・ジャクソンこだわりの修復技術「彼らは生きていた」場面写真

2019年12月20日 10:00

100年前とは思えないほど鮮やかに蘇った
100年前とは思えないほど鮮やかに蘇った

[映画.com ニュース]ピーター・ジャクソン監督が、第1次世界大戦の記録映像を再構築して製作したドキュメンタリー「彼らは生きていた」の場面写真が公開された。

このほど公開されたのは、兵士たちがテーブルを挟み楽しげに食事を摂る姿が、左右で修正後、修正前の違いがはっきりと見て取れる写真をはじめ、修復・着色が施されたことで100年前とは思えないほど鮮やかに蘇った、本編映像を切り取った5点。

ジャクソン監督は元の記録映像を忠実に復元するため歴史の専門家を招き、兵隊一人ひとりの階級、制服やボタンの色、一瞬しか映らない小物など細部に至るまで確認しただけでなく、映像に登場する場所へ監督自ら実際に赴き、数千枚に渡る写真を撮影。背景の色の再現に役立てるほど徹底した着色作業が行われている。

第1次世界大戦の終戦から100年を迎えた2018年に、イギリスで行われた芸術プログラム「14-18NOW」と帝国戦争博物館の共同制作により、帝国戦争博物館に保存されていた記録映像を再構築して1本のドキュメンタリー映画として完成させた本作は、2200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像にを修復・着色するなどし、BBCが保有していた退役軍人たちのインタビューなどから、音声や効果音を追加。過酷な戦場風景のほか、食事や休息などを取る日常の兵士たちの姿も写し出し、死と隣り合わせの戦場の中で生きた人々の人間性を浮かび上がらせていく。

彼らは生きていた」は2020年1月25日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

(映画.com速報)

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