ピーター・ジャクソンが第一次世界大戦の記録映像を修復、着色、3D化したドキュメンタリーが1月公開

2019年12月12日 08:00

100年前の戦争がリアルに蘇る
100年前の戦争がリアルに蘇る

[映画.com ニュース] 第一次世界大戦の記録映像をピーター・ジャクソン監督が、修復、着色、3D化という3段階の作業を経て再構築したドキュメンタリー「They shall not grow old(原題)」が、「彼らは生きていた」の邦題で2020年1月25日から公開される。

本作は、第一次大戦終戦から100年を迎え、イギリスで行われた芸術プログラム「14-18NOW」と、帝国戦争博物館の共同制作で、帝国戦争博物館に保存されている記録映像を再構築したドキュメンタリー。アメリカの辛口映画批評サイト、ロッテントマトでも100%フレッシュを獲得するなど高い評価を受けている。

ジャクソン監督は、2200時間以上あるモノクロ、無音、経年劣化が激しく不鮮明だった100年前の記録映像に、修復、着色、3D化という3段階の作業を400人以上のアーティストと共に実施。バラバラのスピードで撮影されていた古い映像を現代の24フレームに修正するため、足りないフレームを作成するなど、今までにない最新のデジタル技術を用いて修復した。

また、当時は録音技術がなかったため、BBCが所有していた600時間以上ある退役軍人たちのインタビュー音声や、兵士たちが話す口の動きを読唇術のプロが解析した言葉や効果音を追加した。映し出されるのは、戦車の突撃、爆撃の迫力、塹壕から飛び出す歩兵たちなど、過酷な戦場風景ばかりでなく、リラックスした表情で食事や休息を取る様子など兵士たちの日常も切り取り、死と隣り合わせの状況でも笑顔を見せる兵士の姿も見られる。

ジャクソン監督は完成作について「フィルム上の人々の人間性に心が打たれた。復元は、実際にそこにいた人たちの人間性を引き出すんだ。この映画がこの人々を再び僕たちの生活の中に連れ戻すと実感したんだ」とコメントしている。

彼らは生きていた」は2020年1月25日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

(映画.com速報)

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