大沢たかお×入江悠監督「AI崩壊」撮影現場に潜入!壮大なスケールの作品に自信
2019年11月12日 13:00

[映画.com ニュース] 俳優の大沢たかおと入江悠監督がタッグを組んだ映画「AI崩壊」の撮影風景が昨年末に報道陣に公開され、その壮大なスケールの一端が明らかになった。
「22年目の告白 私が殺人犯です」の入江監督と北島直明プロデューサーが再びタッグを組んだ本作は、入江監督のオリジナル脚本で描くサスペンス大作。舞台は10年後の日本。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴など国民のあらゆる個人データを管理する医療AI「のぞみ」が暴走し、生きる価値のない人間を選別して殺戮するという未曽有のパニックを引き起こす。そんな中、「のぞみ」を開発した桐生(大沢たかお)がAIを暴走させたテロリストの容疑者と断定されてしまう。天才科学者から一転、容疑者となった桐生の決死の逃亡劇が始まる。

本作は2018年12月22日にクランクイン。名古屋、千葉、大阪など全国各地で撮影が行われ、2月26日にクランクアップとなった。北島プロデューサーが「入江監督と一緒にワクワク出来るような、オリジナルの近未来SFをやりたいなと思って作りました。今回は映画『22年目の告白 私が殺人犯です』を大幅に超える製作費を投じました。これは原作をもとにした映画がスタンダードとなった日本映画への挑戦です」と語る通り、スケールの大きな作品世界が展開される。

本作の舞台となる2030年にはAIが進化しており、電気・ガス・水道に次ぐ第4のインフラとして生活に根付いているという設定。入江監督も「今まで人工知能を本格的に扱った日本映画はなかったので、人工知能学会の専門家の方に取材させていただいて、リアリティを追求しました。人工知能を扱った映画の金字塔になればいいなと思います。現在は、アマゾンとかGoogleなどで人工知能が普及していますが、その先にあるものの未来を提示することを目指しました。『オリンピック以降の日本がどうなっているのか?』を描きたい」とそのテーマについて語る。

今回、報道陣に公開されたのは、その世界のAI社会の基幹をなす超巨大サーバーの中を主人公たちが歩いてまわる、映画冒頭のシーン。千葉にある巨大倉庫の中に作られた巨大サーバーのセットには、大沢、賀来賢人、玉城ティナ、マギーらが参加。今回は日本を代表するAI研究者へのリサーチを何度も行い、その取材結果をベースにしながら、イマジネーション豊かな空間を創出した。完成品はここからさらにCGで装飾が肉付けされるため、至るところにグリーンバックの背景が張り巡らされていたが、それでもこの広々としたセットは、本作のスケールの大きさを十分に感じさせるものだった。
このセットのスケールの大きさに、入江監督も「今回はセットでの撮影や、地方ロケがすごく多かったんです。去年の早い段階から打ち合わせをしてきたんですけど、それでも実際にできたセットを見ると細かい所にまで気を配ってあり、油断できないスケールになっています」と満足げな様子を見せる。

AIを開発した天才科学者・桐生浩介を演じた大沢は、「12月22日にクランクインして、2030年の世界を探して、東北・名古屋・千葉と全国を回って日々撮影をやってきました。基本的にスタジオの撮影があまりなくて。この間も名古屋の街を全部封鎖して、車を何十台もいれて撮影してきました。実際に重りを上から落として車を破壊するような、迫力のあるシーンもありますし、自分が今まで参加した作品の中でも『こんな作品があるのかな?』と思ってしまうくらいにスピード感あふれる、ハラハラドキドキな展開。きっと面白い作品になると思います」と自負をのぞかせており、壮大なスケールで描かれる本作に期待が高まる。
(C)2019「AI崩壊」製作委員会
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