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吉岡里帆&森淳一監督が「見えない目撃者」に込めた熱意「表現を容赦する意味はない」

2019年9月25日 18:00

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吉岡里帆、森淳一監督
吉岡里帆、森淳一監督

[映画.com ニュース]吉岡里帆が主演を務めるノンストップ・スリラー映画「見えない目撃者」が、9月20日から全国公開された。猟奇殺人鬼を“目撃”したのは、目の見えない元女性警察官だった――。本作を「平成最後の闘い抜いた作品」と語る吉岡、メガホンをとった森淳一監督に、撮影の日々を振り返ってもらった。

交通事故で視力を失い、警察官の道も絶たれたなつめ(吉岡)は、ある日、車の接触事故に遭遇する。車中から助けを求める少女の声を聞いたなつめは、行動をともにする事件のもう一人目撃者の国崎春馬(高杉真宙)の助けを借り、犯人に迫っていく。

本作に主演することが発表された際、吉岡は「この“なつめ”という役は今まで演じてきた人物の中でも群を抜いて難しい役でした。平成最後の闘い抜いた作品です」とコメントを寄せていた。その思いを改めて聞くと、難役に挑んだからこその充実感が伝わってきた。

「なつめのようなキャラクターを演じるのは初めてだったので、まっさらな気持ちで挑みました。目が見えないという役柄、役者犬と全編通しての共演、スリラーというジャンルもですが、あらゆることが初めて。今振り返っても、戦い抜いたような気持ちです」(吉岡)

なつめを演じるにあたって、撮影前には森監督とともに女性警察官、視覚障害者、盲導犬トレーナーの方々に取材を重ねた。その経験から、重要なヒントを得たという。

「盲導犬と生活されている方を含めて3人の視覚障害者を持つ方に取材をしたときに、皆さんそれぞれ生活の不便さや、精神的な苦悩があることが伝わってきました。その反面、皆さんの“強さ”を感じることも多くて。素直にかっこいいなと感じましたし、ハンディを抱えながらも失われない正義感を持っているなつめというキャラクターを演じるにあたって、とても重要なエッセンスをもらいました」(吉岡)

森監督は今回が初タッグとなった吉岡について、「いつも真っ直ぐで、目標に向かって一直線に進むタイプ。僕は悩んでしまうタイプなので、2人共悩むと現場が進まない。その点、吉岡さんは僕の提案に『はい』ってすぐに理解して演じてくれるので、やりやすかったです」と感謝を伝える。そんな森監督の言葉を受けて、吉岡は自身の性格をこう分析した。

「私は、事前準備がすごく大事だと思っています。撮影に入るまでは役について悩むタイプで、オファーをいただいてから1年半くらい悩んだりして(笑)。今回の作品も現場に入るまでは不安なこともありましたが、取材に協力してくださった皆さんや関係者の皆さんの意見を聞いて、変幻自在にいろんなことを吸収できるスポンジのようにいたいなと思っていました。事前準備があったからこそ、現場でいろんなことを『やってみます』と言えたんだと思います。同じく悩むタイプの森監督だったからこそ、シンパシーを感じました」(吉岡)

レイティングはR15+となり、スリラーならではの過激なシーンも登場する。今の日本映画では避けるようなシーンにも果敢に挑んだ森監督は「ショッキングな映像もあるけれど、世の中全体の表現が小さくなっているなかで、やっていいことはやりたいです。自分たちからこの辺はやめようって忖度するのではなくて、まずはやってみたい。そういう気持ちは、ずっと失くしたくないと思っています。表現することを恐れずにいないと、僕らのやる意味はないです」と熱意を明かす。

大きく頷いた吉岡も「賛否両論分かれる作品になるんだろうと思っていましたが、演じて深めていくうちに、スリラーをエンターテインメントとして届けるときは、表現を容赦する意味はないと思いました」と力を込める。

「挑戦する森監督たちの姿を見ると、作品を見ていただく方に対してのものづくりの愛情がたっぷりだと思いました。その根本には、お客様に楽しんでもらいたいという思いがあります。こういう作品だから描けることもあるし、残虐なシーンを描くことによってダイレクトに伝わってきます。なつめがどれだけ強い意思で戦っていたのかが伝わってくるなら、やるべき表現があると思いました」(吉岡)

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