Netflixの「ブレイキング・バッド」スピンオフ映画が全米公開
2019年9月24日 09:00

[映画.com ニュース] Netflixのオリジナル映画として製作された大ヒットドラマ「ブレイキング・バッド」の映画版「エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE(El Camino: A Breaking Bad Movie)」が、10月11日の世界配信と同時に、全米で劇場公開されることが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが報じている。
Netflixがオリジナル映画をアメリカの劇場で上映することは珍しくないが、映画賞への出品資格の獲得と審査員へのアピールが目的のため、大都市の一部の劇場に限られていた。しかし今作に関しては、ロサンゼルスやニューヨークだけでなく、ロケ地のアルバカーキーを含む全米68の都市で上映されることになるという。
これは、「ブレイキング・バッド」の企画・製作総指揮を務め、同作の脚本・監督を手がけたビンス・ギリガンたっての希望で実現したという。「ブレイキング・バッド」の放送時、新シーズンのお披露目を大きな劇場でプレミアをしていたことがきっかけだと、ギリガンは説明する。
「幅40フィート(12メートル)もある巨大なスクリーンと大音量のスピーカーで自分たちのテレビドラマを鑑賞するという、1回限りの素晴らしい機会を体験していた。そのとき、いつも思っていたんだ。『これは、まるで映画じゃないか。テレビドラマには見えない』と。この体験をぜひともファンと共有したいと思ったんだ」。
2008~13年に米ケーブルチャンネルAMCで放送された「ブレイキング・バッド」は、がんで余命宣告された高校の化学教師ウォルター・ホワイトが、家族に遺産を残すために元教え子のドラッグディーラー、ジェシー・ピンクマンと組み、麻薬精製に手を出したことから泥沼にはまっていくクライムサスペンス。米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞で作品賞(ドラマシリーズ部門)を2年連続で受賞するなど、視聴者からの支持に加え批評家からも高い評価を獲得した。
「エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE」は、ドラマの続編としてピンクマンを主人公に描く。ギリガンによれば、当初は「ブレイキング・バッド」未見の人も楽しませる方法を模索したというが、「そんな方法は見つけられなかった」と告白。「(放送開始から)12年経過してもいまだに『ブレイキング・バッド』を見ていないなら、いまから見ることもないだろう」と開き直り、ファンのための映画に仕上げたという。
主人公となるピンクマンのほか、「ブレイキング・バッド」でお馴染みのキャラクターが10人以上登場するそうで、ファンにとっては見逃せない映画となりそうだ。
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