「ぼくの好きな先生」N・フィリベール新作 看護学校の150日映す「人生、ただいま修行中」11月公開
2019年8月30日 08:30
[映画.com ニュース] 「すべての些細な事柄」「ぼくの好きな先生」などで知られる現代ドキュメンタリーの名匠ニコラ・フィリベール監督の最新作で、11年ぶりとなる日本公開作「人生、ただいま修行中」が、11月1日から公開される。
「かつて、ノルマンディーで」(07)以来11年ぶりの日本公開となる今作は、2016年にフィリベール監督自身が救急救命室に運ばれ一命をとりとめたことをきっかけに、パリ郊外の看護学校で学ぶ、年齢、性別、出身も異なる多様な生徒たち40人の150日間を映し出す。フィリベール監督「私は、この時代に“他者のために働く”という道を選んだ若者たちを撮影したかったのです」とコメントしている。
このほど公開された予告編では、手に汗握る採血や抜糸、ギブスを外すのも全てが初体験の生徒たちの姿が映される。看護師の卵たちが、やがて心臓病の病棟、末期がん患者の緩和ケアをするホスピス、婦人科・産婦人科、小児科など様々な実習の現場で、患者と自分に向き合いながら、悩み、苦しみながらも、大きな責任に立ち向かう心構えを少しずつ身につけ、成長していくという、かけがえのない一瞬を捉えていく。
「人生、ただいま修行中」は、11月1日から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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