島耕作が相談役に就任 弘兼憲史「日本の経済発展のために活躍させたい」
2019年8月23日 04:00
[映画.com ニュース] 「モーニング」(講談社刊)で連載中の漫画「島耕作シリーズ」が、同誌38号から新たなステージ「相談役 島耕作」に突入することを受け、原作者の弘兼憲史氏が8月22日、東京・文京区の講談社で会見を行った。
シリーズ累計部数4400万部を超える「島耕作シリーズ」は、サラリーマン島耕作がさまざまな業種に取り組みながら昇進していく姿を描いた人気作。1983年に「係長 島耕作」が「モーニング」に初掲載され、同年に「課長 島耕作」が連載スタート。これまでに「部長 島耕作」「取締役 島耕作」「常務 島耕作」「専務 島耕作」「社長 島耕作」「会長 島耕作」などが連載されている。
「会長 島耕作」が「モーニング」8月1日発売号で最終回を迎え、この日から「相談役 島耕作」が連載スタート。弘兼氏は、島の新たな役職を相談役にした経緯を「会長、社長というのは法律的には100年やってもかまわないのですが、島耕作はサラリーマン社長なので、後任の人事ということも考えれば、やはり一定のところで会長職を退かなくてはいけない。いつ退こうと思っていたところ、私の中学、高校の同級生、大学の同期の人間が大きな会社の会長になっていまして、その2人が今年の7月に相談役なりました。そこで、この機会かなと思い、島耕作も会長を辞めて相談役としました」と説明する。
相談役就任後の職務については、「今まで持っていた人脈や交渉力を利用することもありますし、会社の経営に対する相談を聞くこともあるとは思いますが、あまり社業はやらないという形。漫画の中では経済交友会という経済団体を作り、その代表幹事に就いておりますので、経済の発展のために、これからいろんな分野で活躍させようと思っております」「日本の経済発展のために島耕作を活躍させたい」と述べ、「既に農業問題などをいろいろ手がけておりまして。この後、オリンピックの間にスポーツビジネスのこともいろいろやってみようと思っております」と今後のストーリー展開の構想を告白。「相談役の次の役職」を問われると、「島耕作は僕と同じ年齢に設定しているので、今72歳なんですね。相談役は80歳くらいの方もいらっしゃるので、どれくらい続くかわからないのですが、要は私が描けなくなった時に『島耕作』が終わるという形になる。自分の体力がどれくらいかわからないですが、まだまだ元気なので、もうちょっと続くかもしれないですね」と笑顔で語った。
さらに「相談役 島耕作」の“最初の仕事”として、2月に閉店した人気そば屋「虎ノ門 港屋」と日清食品とのコラボ商品「島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば」(228円)が9月9日から発売されることが決定。会見には、港屋の店主であった菊地剛志氏(KIKUCHI Art Gallery代表)、渡邊豪氏(日清食品マーケティング部 第9グループブランドマネージャー)も登壇した。
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