実写版「ムーラン」主演女優が香港警察支持を表明 デモ支持者が映画ボイコット呼びかけ
2019年8月20日 14:00

[映画.com ニュース] 実写版「ムーラン」の主演女優が香港警察支持を表明したことを受け、香港の抗議デモを支持する人々が同作のボイコット呼びかけていると米ニューヨーク・タイムズ紙が報じている。
同作で主人公を演じる女優リウ・イーフェイは8月15日(現地時間)、中国版Twitter「ウェイボー」に「香港警察を支持する」と投稿。「皆で私を批判しても構わない。香港にとって残念なことだ」と書き込んだ。すると、中国では利用が禁止されているTwitterで、香港のデモ支持者から#BoycottMulan(「ムーラン」をボイコットせよ)というハッシュタグをつけた批判が広がっている。
香港のデモは、容疑者の本土引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への反対が発端で始まり、10週間続いたいまも沈静化の兆しが見えていない。ここ数週間はデモ参加者と警察の衝突が続いており、中国政府は人民武装警察部隊を集結させ、圧力を加えている。
かつてのハリウッド映画では、外国を舞台にする場合でも現地の文化を軽視する傾向があったが、ウォルト・ディズニーは実写版「アラジン」の主役に無名ながらエジプト出身のメナ・マスードを起用するなど、配慮を行っていることで知られている。「ムーラン」のヒロインに起用されたイーウェイは中国出身の女優・歌手で、アニメ版のファンからは生い立ちも外見もムーランにぴったりだと絶賛されていた。デモの行方も含めて今後どのような展開をみせていくのか、目を離すことができない。

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