佐藤健、スラりんとの“別れ”惜しむ 映画「ドラゴンクエスト」ついに冒険開始!
2019年8月2日 19:48

[映画.com ニュース]累計の出荷、ダウンロード販売本数が7800万本を突破している国民的ロールプレイングゲームを3DCGアニメ映画化した「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」が8月2日、全国313スクリーンで封切り。TOHOシネマズ日比谷で、豪華声優陣とスタッフ総勢11名が登壇する初日舞台挨拶が行われた。
舞台挨拶には声優を務める佐藤健(リュカ)、有村架純(ビアンカ)、坂口健太郎(ヘンリー)、山田孝之(パパス)、ケンドーコバヤシ(サンチョ)、井浦新(ミルドラース)、賀来千香子(マーサ)、オリジナルゲームの生みの親で、本作の監修を手がける堀井雄二、総監督の山崎貴、監督を担当する八木竜一と花房真(「STAND BY ME ドラえもん」)が顔をそろえた。
主人公の大役を果たした佐藤は、「僕自身、大好きな作品なので、早く皆さんにお届けしたかった」と冒険の“はじまり”に感激しきり。「大切な人の誕生日にどんな贈り物をすれば、喜んでもらえるか。そう考えて、精いっぱいの愛とサプライズこめた」と強い自信を示す一方、「今日でお別れなのは、さみしい」と手にした相棒・スラりんとの別れを惜しんでいた。
原案は「ドラゴンクエスト」の5作目で、92年に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」。主人公のリュカが、幼い頃に魔物に殺された父親・パパスの日記を手がかりに、行方不明の母親を救うため、「天空の剣と勇者」を探す冒険に旅立つ。
堀井氏は「天空の花嫁は、特に思い入れがある。映画は見る物語なので、きっとゲームをプレイした思い出がよみがえるはず」とアピール。佐藤の熱演に対し「とても感情移入ができるお芝居で、今後のゲーム作りの参考になりました。と言っても、ゲームの主人公はしゃべんないですけど(笑)」と語り、「ビアンカとフローラ、どちらを選ぶか論争がまた生まれると思う」と期待を寄せた。
山崎監督も「プロポーズのシーンは、何度見ても(気持ちが)持っていかれる」と本作の醍醐味である主人公の“究極の選択”に感情移入。「キャラクターの気持ちが表れる表情を見ていただければ。呪文をどう出すのかも、話し合った」(八木監督)、「そうですね。剣の振る舞いなど、映画ならではのアクションもこだわり。ゲームでは知ることができない『実際は、こう戦っていたんだ』というシーンがたくさんある」(花房監督)とこだわりを語っていた。
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