映画製作&鑑賞を一新させる革新的技術! ウィル・スミス「ジェミニマン」特別映像
2019年7月26日 07:00

[映画.com ニュース]アカデミー賞監督賞に2度輝いた巨匠アン・リーがメガホンをとり、ウィル・スミスが主演を務める近未来アクション「ジェミニマン」の特別映像が、このほどお披露目された。撮影現場のメイキング映像とともに、リー監督、スミス、プロデュースを担当したジェリー・ブラッカイマーらのインタビューを収めている。
120フレーム撮影や3D技術を駆使して描かれるのは、「ウィル・スミスVS若きウィル・スミス」という衝撃の対決。伝説的暗殺者ヘンリーはミッション遂行中、自分の動きを全て把握する“絶対に殺せない”ターゲットに翻ろうされる。やがて、彼が知ることになったのは驚がくの事実――神出鬼没なターゲットの正体は、ヘンリーの若き頃のクローンだった。
伝説的暗殺者ヘンリー、23歳のクローン・ジュニアという1人2役に挑戦したスミス。特別映像では「『ジェミニマン』がすごいのは、ひとりの人間が2つの世代を演じているところだ」と話しつつ、「(23歳)当時の自分ではムリだった。俳優として経験を積んできた今だからこそ2つの世代を演じ分けられた」と打ち明けている。

「人の造形は視覚効果の最難関だ」というVFXスーパーバイザーのビル・ウェステンホファーは、「顔の入れ替えではなく、ジュニアは完全にデジタルだ。ウィル自身の演技を投影した」と説明。一方、VFX制作会社「WETAデジタル」所属のガイ・ウィリアムズは「豊かな演技と感情――俳優としての彼の全てがつまっている」とスミスの表現力を絶賛している。
リー監督が「“自分に狙われる男”とは何とも魅力的なアイデアだ。最新技術のおかげで実現できた」と語れば、ブラッカイマーは「監督の長年の熱意が技術を飛躍させた。どの監督もやろうとしなかったことだ」と“未知の映像体験”に自信をにじませる。そして、何役を見事に演じきったスミスは「映画製作も鑑賞も一新させてしまう技術だよ」とコメントを残している。
「ジェミニマン」は、10月25日に全国公開。
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