ベネディクト・カンバーバッチが、猫画家ルイス・ウェインの伝記映画に主演
2019年7月25日 17:00

[映画.com ニュース] 大きな目をした猫の絵で知られる英イラストレーター、ルイス・ウェイン(1860~1939)を描く伝記映画に、ベネディクト・カンバーバッチが主演することがわかった。妻役でクレア・フォイが出演するほか、アンドレア・ライズボロー、トビー・ジョーンズが共演する。
ウェインは一貫して擬人化した猫の絵を描き続けた。後年は統合失調症に苦しんだという説もあり、それが作風にも反映されていると評する精神科医もいる。ウェインは23歳のときに、姉妹の住み込み家庭教師だった10歳上のエミリー・リチャードソンと結婚。男性がこれほど年上の女性と結婚するのは当時めずらしく世間を騒がせた。夫婦はロンドン北部のハムステッドで暮らし始めたが、間もなくしてエミリーは乳がんになり、結婚からわずか3年で亡くなった。夫妻は、雨の夜に外で鳴いていた子猫を保護してピーターと名付け、エミリーは闘病中にこの愛猫に安らぎを得ていた。これがウェインの絵のテーマに大きな影響を与えたと言われている。ウェインの絵は人気を集めたが、一生を通じて経済的には苦しい状態が続いた。母親や姉妹の生活を支えるために、複製に関する権利も手放して作品を即金で売ることもしばしばだった。
米Deadlineによれば、新作は、コメディシリーズ「Flowers(原題)」がBAFTAにノミネートされた注目の日系イギリス人監督ウィル・シャープが、サイモン・スティーブンソンと共同執筆した脚本をもとにメガホンをとる。スタジオカナル、フィルム4、アマゾン・スタジオなどがプロデュース。8月10日からロンドンで撮影がスタートする。
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