VR作品「攻殻機動隊 GHOST CHASER」がベネチア国際映画祭のコンペティションに出品
2019年7月25日 18:30

[映画.com ニュース]アニメ「攻殻機動隊」シリーズのVR(仮想現実)作品「攻殻機動隊 GHOST CHASER」が、第76回ベネチア国際映画祭のVR部門コンペティションに出品されることが決定した。日本のVR作品が同映画祭のコンペティション作品として正式招待され、プレミア上映されるのはこれが初となる。
Production I.Gの制作による同作は、2018年に稼働したダイバーシティ東京プラザのアトラクション施設「hexaRide(ヘキサライド)」の第1弾コンテンツ。参加者は、クザン共和国での次世代兵器の調整会議に出席する国防大臣を護衛するため、草薙素子率いる「公安9課」のメンバーとして、ヘキサライドに乗って電脳空間にアクセスし、襲いかかる反政府軍との戦闘を体験する。監督は、2018年の第75回ベネチア国際映画祭のBest of VR部門に招待された「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」を手がけた東弘明。
東監督は「昨年の招待上映に続き、本年は念願のコンペティション部門へのノミネートをいただき、大変うれしく思っています。一年前、もっと良い作品を作り、またベネチアに戻ってこようと仲間と誓ったのが昨日のことのようです」と振り返り、「今作で目指したのは『ストーリーテリングとライドアトラクションの融合』です。映画の世界に没入し、主人公たちが紡ぎ出すストーリーを目の前で目撃すると同時に、他に類を見ない可動域を持つライド筐体(きょうたい)に乗りこむことで、最高の浮遊感と疾走感を肌で感じ、体験後にはひとつの旅を終えて戻ってきた時に似た余韻が残る作品となっています。新しいVRエンターテイメントを作り上げるべく、CGチームとともに何度も推敲を重ねて作り上げた今作品を、より多くの方々に体験していただけることは心からの喜びです」と作品を紹介している。
第76回ベネチア国際映画祭は8月28日~9月7日(現地時間)に開催。VR部門コンペティションでは「VR最高賞」「VRエクスペリエンス最高賞」「VRストーリー最高賞」の3つを選出する。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー