石原裕次郎さん、三十三回忌法要で弔い上げ まき子夫人「やっとゆっくりできる」
2019年7月17日 16:22

[映画.com ニュース] 故石原裕次郎さんの三十三回忌法要が7月17日、横浜・鶴見の総持寺で営まれ、石原まき子夫人をはじめ舘ひろし、神田正輝、徳重聡ら石原プロモーションの俳優、スタッフが参列した。
約500人のファンに迎えられたまき子さんは、「昨日は(雨を)心配していましたが、いい日よりになって裕さんが気を利かせてくれたのかしら。長い間、お参りに通い続けていただき、心より御礼申し上げます」と感謝。さらに、「信じられないくらいの年月がたち、若い人の中には裕次郎を知らない方も多くなりましたが、主人という甘えもあってまだまだ若い人には負けていないと思う」と、裕次郎さんへの変わらぬ愛を吐露した。

そして、今回をもって弔い上げとし、今後は石原プロとしての墓前供養は行わないことを発表。「故人が極楽浄土に参って、やっとゆっくりできるようになったと思います」と感無量の面持ち。「私は今85歳で、裕さんは上から『おまえも老けたな』と言っているかもしれません。でも先般、兄の(石原)慎太郎から『マコちゃん、本当に頑張ったね』と言ってもらい、見えないところで見ていてくれたことがうれしかった」としみじみ話した。
渡哲也は呼吸器疾患で療養中のため欠席し、まき子さんが「節目の年に出席しなければならない立場ですが、体力回復の療養中のためおうかがいできません。大変申し訳なく思っております」という手紙を代読。舘は、前日に電話で話し「皆さんにくれぐれもよろしくと申しつかっております。声も元気でした」と明かした。

慎太郎の代理で、長男の石原伸晃衆院議員が家族代表として出席。「前夜に電話で話し、本人は行きたいと言っていたのですが、足元がじゃっかん不如意のため坂道や階段で転ばれても困る。相変わらず格好つけなので、ツエを買ってやったのにつこうとしないんです」と苦笑交じりに説明した。
舘は、「先代をはるかに超える年齢になったのに、いまだに裕次郎さんを超えられていないと実感した。墓の前で手を合わせた時はありがとうしかない」、神田も「ありがとうと心の中で言った後は無になってしまう。お世話になって、石原プロのファミリーでいられることを誇りに思う」と感慨深げ。徳重も若手を代表し、「石原プロに入った時から必ずあった法要がなくなるのは少し寂しいが、裕次郎さんの名前でこの世界に入ったのだから、さらに若い2人も含め頑張っていきたい」と決意を新たにした。
また、裕次郎さんと渡のプライベート音源だけを使った三十三回忌記念CD「裕次郎・渡哲也 プライベート」がこの日発売。解離性大動脈りゅうの手術後、山中湖の別荘で療養中の裕次郎さんを励ますために82、83年に渡が主催したカラオケ大会の模様や、2人の結婚披露宴で、まき子さんがリクエストして裕次郎さんが歌う「狂った果実」の挿入曲「想い出」など、貴重な歌声が収められている。
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