魔夜峰央氏「パタリロ!」101巻発売も「通過点」 劇場版の興収は「翔んで埼玉」の半分くらい?
2019年6月28日 20:41

[映画.com ニュース] 連載40年を超える人気漫画を実写映画化した「劇場版パタリロ!」の初日舞台挨拶が6月28日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、原作者の魔夜峰央氏、小林顕作監督、主演を務める加藤諒が出席した。
マリネラ王国の皇太子パタリロ・ド・マリネール8世が、ボディガードに任命されたバンコラン、謎の美少年記者マライヒとともに珍騒動に巻き込まれる。2016年の2.5次元ミュージカル化に続いて、パタリロ役の加藤をはじめ、青木玄徳(バンコラン役)、佐奈宏紀(マライヒ役)ら舞台版キャストが再結集。舞台版の演出を手がけた小林監督がメガホンをとり、全国18スクリーンで封切られた。
今月20日には「パタリロ!」のコミックス101巻が発売されたばかり。加藤から101本のバラの花束を贈られた魔夜氏は「あくまで通過点」とクールな反応で、花束を抱えたままの写真撮影に「これをずっと持ってろと? 腕が疲れちゃう」と思わず本音。映画の出来ばえについては「舞台や映像に、自分は責任がないと思っている。理解できましたでしょうか? ストーリーらしいストーリーがないもんね」と魔夜節が炸裂した。

加藤と小林監督が“クックロビン音頭”を観客と一緒に踊る際も「クックロビン音頭と埼玉ポーズはやらないことにしている」。自身の代表作が映画化され、今年2月に公開された「翔んで埼玉」は興収33億円超えの大ヒット。「きっと『翔んで埼玉』の半分くらいは目指せるんじゃないかと思っています」と「劇場版パタリロ!」のヒットに自信を見せた。
劇場公開までに“ひと波乱”あっただけに、加藤は「今日という日を、ずっと待っていた」と感無量の面持ち。「賛否があってこそ、バランスがとれる。いろんな考察をして、お客様に育ててほしいです」と改めて、前向きな姿勢を示した。小林監督も「公開にこぎつけたぞー!」と歓喜の雄叫び。「世紀の駄作とでも、何でもいいから(SNSなどに)好きに書き込んでもらえれば。今後は卑怯な応援上映もやっていきたい」と飛躍を誓った。
(C)魔夜峰央・白泉社/劇場版「パタリロ!」製作委員会2019
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー