三浦貴大×成海璃子「ゴーストマスター」 ホラー愛が爆発した特報&衝撃ビジュアル公開
2019年6月7日 10:00

(C)2019「ゴーストマスター」製作委員会
[映画.com ニュース] 三浦貴大と成海璃子がダブル主演を務める映画「ゴーストマスター」の特報が初公開され、顔にカメラが埋めこまれたかのような三浦と、血しぶきを浴びた成海の衝撃的なビジュアルもお披露目された。あわせて、板垣瑞生、永尾まりや、原嶋元久、寺中寿之、篠原信一、川瀬陽太、柴本幸、森下能幸、手塚とおる、麿赤兒という個性豊かなキャスト陣が出演していることがわかった。
第2回TSUTAYA CREATORS’PROGRAMの準グランプリに輝いた、ヤング・ポール監督の長編デビュー作。ポール監督がホラーへの愛を爆発させた本作は、青春、恋愛、スプラッター、サイバーパンク、アクション、SFという様々な要素を凝縮。青春映画のバックステージを描く物語が、笑いと戦慄が同居するホラーコメディへと変貌を遂げていく。
ある“壁ドン”映画の撮影現場で働く助監督・黒沢明(三浦)は、名前だけは“巨匠”で立派だが、実際は気弱で要領が悪く、監督やスタッフにこき使われていた。やがて、いつか監督になる夢を無残に打ち砕かれた黒沢の鬱屈とした不満と怨念のような映画愛が悪霊を呼び寄せてしまう。悪霊はデビューのため準備していた渾身の脚本「ゴーストマスター」に憑依し、撮影所を阿鼻叫喚の地獄へと変えていく。
特報の冒頭では、「フーパーに謝れ。ロメロにもカーペンターにもデ・パルマにもフリードキンにも。スピルバーグにも深作にも黒澤明にも謝ってくれ!」と古今東西の名監督の名前をあげる、黒沢の狂気じみた絶叫がこだまする。さらに、メガネをかけた地味な女優(成海)が血まみれでカメラを振り上げる様子を活写。カメラと一体となったかのような恐ろしい姿の黒沢が、口から光を発しながら女優をフレームに捉える姿が切り取られ、奇想天外な物語を予感させる映像が完成した。
「ゴーストマスター」は、韓国の第23回プチョン国際ファンタスティック映画祭と、スペインの第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭に出品されることが決定。12月6日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
(C)2019「ゴーストマスター」製作委員会