無名の63歳・新人俳優が映画主演!山本耕史、斉藤由貴ら共演「エキストロ」キャスト発表

2019年4月10日 12:00

63歳の新人・萩野谷幸三、 エキストラとして生きる。
63歳の新人・萩野谷幸三、 エキストラとして生きる。

[映画.com ニュース] NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」などの村橋直樹監督が手がける映画「エキストロ」のキャスト&場面写真&主題歌が、このほど一挙に発表された。主演は、63歳にして映画初出演&初主演を飾る無名の新人・萩野谷幸三。本人役を務め、共演の山本耕史斉藤由貴寺脇康文らとともに、モキュメンタリー・コメディを紡いでいく。

歯科技工士として働くかたわら、エキストラ事務所のラークに所属している萩野谷。ワープステーション江戸でのテレビドラマ・映画の撮影に出かける日々で、山本主演の時代劇「江戸の爪」に参加することになるが、物語は奇妙な人物や事件のせいで、あらぬ方向へと進んでいく。出演者のほとんどが実名で演じ、モキュメンタリー(偽のドキュメンタリー)の現実と虚構が入り混じる世界観を体現する。

ほか、お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこ、アイドルの三秋里歩、歌手の石井竜也、作家の荒俣宏、映画監督の大林宣彦らが共演。脚本は「パコと魔法の絵本」などの劇作家・後藤ひろひとが執筆し、主題歌はトリプルファイヤー featuring 松崎しげるの「天空の覇者~宇宙原始獣ガモゲドラのテーマ~」が使用される。

村橋監督は、「名もなき『エキストラ』と、名のある『役』。その境界線ってなんでしょう。実生活では全員が主役ですし、脇役やエキストラとしてこの世に存在している人なんて、いません。つまりその境界線が、映画やドラマを見やすくする一方で、リアリティを奪っているとも言えます。というわけで、その境界線を曖昧にしたものを作ってみました」と説明。そのうえで「カメラは、誰も知らないであろうエキストラさんに向いているし、皆さんご存知の名だたる俳優さんたちがその背景だったりします。撮影現場も、『自分は撮影スタッフなのか、出演者なのか、エキストラなのか、よくわからない』という不思議な空間で行われました」と振り返り、「僕がこの作品の監督なんだ、って、ほとんどの人が気づいていなかったんじゃないでしょうか」と意味深長なコメントを残している。

また斉藤は、脚本・後藤との再タッグを喜びつつ、「今回私は『あんこう姫』というわけのわからない役ですが(笑)、楽しく演じさせていただきました。生まれて初めてあんな大きな生のあんこうも拝めたし」と述べている。「エキストロ」は「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」(4月18~21日)でワールドプレミア上映され、2019年度内に公開予定。

(映画.com速報)

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