「シャザム」日本語版、主演声優は菅田将暉! 演出・福田雄一は会心の手応え
2019年3月26日 19:43

[映画.com ニュース]DCコミックスの異色ヒーローの活躍を描く映画「シャザム!」の会見が3月26日、東京・新宿バルト9で行われ、日本語吹き替え版の主演声優を菅田将暉が務めることが発表された。監修と演出を手がける福田雄一監督は「大人だけど中身は子ども、落ち着きがなく、かわいげもあって最終的にはかっこいいヒーロー。菅田くんと付き合ってきたなかで、シャザムと菅田くんのイメージがあまりにも近いんですよ。普段の菅田くん、こんな感じっていう」と起用の理由を明かし、「僕の思っていた通り。アフレコを始めてからも『完全に菅田くんだった』というくらい、本当に素に近い感じでやってもらったらガチハマりだった」と会心の手応えをにじませた。
見た目は大人だが中身は少年のスーパーヒーローが、悪ノリ全開で活躍する今作。菅田は主人公シャザム(ザカリー・リーバイ)の声を担当しており、スケジュールの都合で欠席したため「(オファーを受けてからアフレコと)公開のスパンを考えると、深夜の深い時間の連ドラや、ワンシーン、一言で収録が終わるものかと思っていたら、えらいどでかい仕事が来た(笑)。福田さんがパロディじゃなくマジヒーローをやる。胸が躍りましたね」などとコメントを寄せた。
菅田の言葉通り、オファーから公開まで日がほとんどないこともあり、「アメコミヒーロー。厨二病の僕としてはたまらなく惹かれる誘い文句。やらない手はないと、ほぼ二つ返事」という福田監督だったが、「『ハリウッドの吹き替えってこんなバタバタで作るの!?』と思った(笑)」と悪戦苦闘の様子を述懐。会見には“ちょい役”で出演する佐藤二朗も出席しており、オファーを受けた感想を「洋画ファンの人が、『吹き替えが福田作品になるから、佐藤二朗とかムロツヨシが出るんだったら許さない』と。怒られることが怖かった」と戦々恐々で語っていた。
一方で佐藤は「アフレコは7分くらいで終わった」とぶっちゃけ、「予告編とテレビCMのナレーションもやっているんだけど、それ含めて7分。だから本編は3分くらいだな」と笑いを誘う。盟友らしく「福田が初めて(吹き替えの監修を)やるということで、まあ、力になってやるかという感じ。上から目線で」と語りかけ、福田監督は「めっちゃちょい役なんですけど、絶対に二朗さんにやってほしい役なんですよ。見た瞬間にそう思った」と応じていた。
また福田監督は「『僕の夢を叶えてくれませんか。どうしてもご一緒したい声優さんがいて……』とお願いして、ご一緒させてもらったんですよ。それが緊張してね~」とホクホク顔。「アフレコは大変! 大変だったよ」と大声で悲鳴をあげると、佐藤も「実写版の吹き替えは大変ですよ。外国の俳優さんがする息使いや、つばを飲むとかが台本で指定してある。そこに感情も入れるから、プロの声優さんはマジですごい」と苦悶の表情を浮かべていた。「シャザム!」は4月19日から全国公開。
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