「尾道映画祭2019」前夜祭、佐野史郎、満島真之介、尾道愛語る!
2019年3月22日 23:18

[映画.com ニュース]今年で3年目を迎えた「尾道映画祭2019」の前夜祭が3月22日、広島・尾道の新ランドマークとなった複合施設「LOG」で行われ、俳優の佐野史郎、満島真之介、広島県呉市出身の絵本作家、長田真作氏、映画評論家で尾道観光大使のヴィヴィアン佐藤氏、「東京オアシス」で知られる中村佳代監督が出席し、映画祭の見所や尾道の魅力を語った。
尾道映画祭は「まち全体で楽しむ映画祭」をコンセプトに、映画上映を中心に、音楽、街歩き、対談企画、小学生や大学生による映画ワークショップなど、様々なイベントを開催する。
街歩き(23日)のゲストとして参加する佐野は「大林(宣彦)監督作品にも出演しているけれども、なかなか縁がなかった。10年前に初めて訪れ、今では第二の故郷のようになっている。尾道は映画人にとっては特別な街。世界中の映画人は(尾道が舞台の小津安二郎監督の)『東京物語』を見ている。当時撮影した場所が今もそのまま残っているのが素晴らしい。尾道で『東京物語』を見たこともあるが、ご当地で映画を見るのは幸せなことだなと思った。映画の見方を教えてもらったような気がします」と語った。

満島と長田氏は10代の頃、東京で一緒に暮らしていたほどの大親友。2人はプライベートで訪れた尾道を気に入り、以来、何度も訪れている。昨年3月には、映画祭の会場のひとつで、街唯一の映画館「シネマ尾道」の看板を志願して製作した。満島は「駅前に映画館があるのに、看板がなかったので、どこかに分からなかった。『ないのなら、作りますよ』と言い、そこからいろんな人に手を借りて、看板を作りました。でも、ただの看板製作者はありません。映画(「君が君で君だ」=23日)も上映されますので、舞台挨拶もします。ライブのトークの司会も任されました! 何でもやります!」と語っていた。
また、尾道の小学生たちと短編映画を作るワークショップを主宰した中村監督は「今朝の3時に映画が完成しました。子ども監督が絵コンテを書き、カメラを回しています。子どもたちは長回しが好きで、新しくなった尾道駅の駅舎を駆け回り、『カメラを止めるな!』みたいな感じになっています。24日午前9時からお披露目会をやります。朝早いですが、見に来てください」とアピールしていた。
「尾道映画祭2019」は3月24日まで開催される。
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