【第91回アカデミー賞】「グリーンブック」マハーシャラ・アリが助演男優賞2度目の戴冠!
2019年2月25日 11:24

[映画.com ニュース]第91回アカデミー賞の授賞式が2月24日(現地時間)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、「グリーンブック」のマハーシャラ・アリが助演男優賞に輝いた。第89回で同賞に輝いた「ムーンライト」(2017)に続き、2度目の戴冠となった。
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部での実話をもとに、インテリな黒人ピアニストのドクター・シャーリー(アリ)と、ガサツで無教養だが人間的魅力に溢れるイタリア系白人運転手トニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)の2人が旅を続け、友情を深めていく姿を描いた。様々なコメディ映画を手掛けてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー監督がメガホンをとっている。
2つ目のトロフィーを手にしたアリは、「ドクター・シャーリーに感謝します。彼がどんな人物で、どのような人生を送ったのかという彼の本質を掴み、演技に反映しようと心掛けました。それが彼の生きた証でした。そしてパートナーのビゴ(・モーテンセン)に感謝します。ピーター・ファレリー監督、リーダーシップを発揮し、私たちに“仕事”をする場所や余地を与えてくださってありがとうございました。オクタビア・スペンサー、(音楽を担当した)クリス・バワーズ、大好きです。そしてこの賞を祖母に捧げたいと思います。私に、上手くいかなくても努力しなさいという教え、常に前向きでいなさいと背中を押し続けてくれました。祖母なくして私がここに立つことはありませんでした。そして娘と妻、この映画に貢献してくださったすべての方々に感謝します」と大きな喜びを表わした。
アリは、ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・アーツで修士号を修得し、2000年代初頭からTVシリーズに多数出演。「ムーンライト」では、主人公の理解者となるドラッグディーラー役を好演し、イスラム教徒の俳優として初のオスカー獲得した。「グリーンブック」のドクター・シャーリー役は、第76回ゴールデングローブ賞に加え、第25回全米俳優組合(SAG)賞、第24回クリティック・チョイス・アワードなどでも助演男優賞に輝いていた。
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