俺は呪われている… 8ミリ白黒フィルムで撮影の怪作「阿吽」4月公開
2019年2月22日 17:00

[映画.com ニュース] カナザワ映画祭2018「期待の新人監督」部門オープニング作品として上映された異色作「阿吽」の公開が4月13日に決定した。全編8ミリモノクロフィルムで撮影され、破壊と再生を繰り返す現在の東京と主人公の悪夢のような不安を描く。
新鋭・楫野裕の初の長編作で、脚本・編集・監督・プロデューサーを務めた。社会のデジタル化が進む中で、時代に抗う懐古趣味ではなく、最先端の手段として8ミリモノクロフィルムを選択。深度のある闇とそこに差し込む光のコントラストが印象的な作品だ。
ホラー小説で知られる作家の平山夢明氏は、「あうんというのは梵語で意味するところの万物の始めから終わりとのことであるが、本作では世界に個人が飲み込まれる時の音のように思える」とコメントしている。
20XX年。都内大手電力会社に勤める男はある晩、会社にかかってきた電話をとる。電話口からは「ひとごろし」という声がした。幻聴か、現実か。神経衰弱に陥った男の日常が徐々に揺らぎ始める。救いを求めて彷徨い歩く男は、やがて得体の知れない巨大な影を見る。その正体は何なのか。男の不安が頂点に達した時、“魔”が都市を覆い始める。
4月13日から、UPLINK吉祥寺にて2週間限定公開、以降、全国順次公開予定。
(C)2018yukajino
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