大阪・西成を映した16ミリ映画「月夜釜合戦」、3月9日東京公開決定
2019年1月19日 07:00

[映画.com ニュース] 日雇い労働者の街として知られる、大阪・西成を舞台にした映画「月夜釜合戦」が、3月9日から東京・ユーロスペースで公開される。再開発の波が押し寄せる西成で繰り広げられる騒動を描いた人情喜劇で、16ミリフィルムで上映される。
映画は古典落語「釜泥」をベースに、泥棒、娼婦、ヤクザ、日雇い労働者、活動家らクセの強い面々が、訳ありの“釜”を巡って争奪戦を繰り広げるというドタバタの喜劇だ。2009年山形国際ドキュメンタリー映画祭出品作「長居青春酔夢歌」の佐藤零郎監督がメガホンをとり、川瀬陽太、渋川清彦ら演技派俳優陣のほか、足立正生監督も俳優として出演している。昨年11月に開催されたポルトガルのポルト・ポスト・ドック国際映画祭で、日本映画初のグランプリを獲得した。
今回の東京での上映は、大阪から16ミリフィルム映写機を持ち込み、連日映写技師がフィルムに最適な温度・湿度まで配慮して映写する。最後まで無事にフィルムは回り続けるのか、という緊張感を共有することにもなり、上映そのものが観客と劇場の一体感を生み出す貴重な体験となるだろう。また、公開に先駆けて2月1~14日、新宿ゴールデン街のバー「tomorrow」で「月夜釜合戦」写真展も開催される。
(C)映画「月夜釜合戦」製作委員会
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