吉本ばなな、「少女時代」チェ・スヨン&「ボイメン」田中俊介の演技を絶賛!
2018年12月14日 13:15

[映画.com ニュース] 作家・吉本ばなな氏の小説を日韓共同製作で映画化する「デッドエンドの思い出」の完成披露上映会が12月13日、東京のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、主演を務めた「少女時代」のチェ・スヨン、共演した「BOYS AND MEN」の田中俊介、メガホンをとったチェ・ヒョンヨン監督、そして原作者の吉本氏が登壇した。
新鋭ヒョンヨン監督の長編デビュー作。韓国人女性ユミ(スヨン)は名古屋に住む婚約者テギュに会いにやってくるが、見知らぬ女性と寄り添うテギュを見かけてしまう。混乱するユミがたどり着いたのは、古民家カフェ「エンドポイント」(行き止まり)だった。カフェのオーナー・西山(田中)や個性豊かな常連客との交流で、傷付いたユミの心は少しずつ癒されていく。
役どころを問われ、スヨンは「映画の中でユミは成長していく役なので、私も一緒に成長できた」とニッコリ。田中は「西山は不思議な力を持った男性。ただ優しいだけじゃなくて、包みこむ温もりを持った方です」と印象を語り、「僕自身はこれまで、誰ともしゃべらない時間を作って過ごすというのが作品との向き合い方だったんですけど。今回は皆さんとコミュニケーションをとって、その空間で生まれた温かさをのせてお芝居をしようと思いました」と、役づくりに変化があったことを明かした。
自分の作品の中でも本作に強い思い入れがあるという吉本氏は、「2人は原作のまんまだと思いました」と、スヨンと田中の演技を絶賛。「スヨンちゃんの演技から、何の問題もなく育ってきたユミさんが、急に世の中の怖い一面に触れてしまうという雰囲気がすごく感じられて、説得力がありました。田中くんは、優しい西山が心の奥底に抱える『ぞっとするほどヤバい部分』を出してくれた」と熱弁。その言葉にスヨンは「先生の作品は、子どもの頃からずっと憧れていた」と目を輝かせる。恐縮しきりの田中は「先生と握手したいんですけど、恐れ多くて目も合わせられません」といい、肩を組まれると「ありがとうございます!」と喜びを爆発させていた。
撮影秘話について、スヨンは「2つの国のスタッフが集まっていて難しい部分もあったんですけど、田中くんが笑顔で明るく雰囲気づくりをしてくれました」と感謝を伝える。田中は「名古屋のテレビ塔のふもとの公園で撮影して、当たり前のように感じていた木々もスクリーンを通して見ると、改めて素晴らしさに気付けました」としみじみ振り返った。
「デッドエンドの思い出」は、2019年2月2日から愛知・シネマスコーレで先行公開され、同16日からは全国で封切られる。
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