綾野剛、中国映画「破陣子」に主演!古代の貴族に扮する
2018年12月10日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優の綾野剛が、中国映画「破陣子」に主演し、12月10日に現地でクランクインすることが明らかになった。これまでに日本人俳優が日中合作に主演することはあったが、中国製作の映画に単独主演するのは初めてのことだという。
今作は、中国で人気の荒唐無稽な舞台劇を映画化するもの。2013年2月20日に初演された舞台は、6年間で20都市以上を巡回し、公演回数300回以上、観客動員660万人を誇る。映画版で監督と脚本を兼ねるドン・ティエンイーは、舞台版の脚本担当でもある。綾野起用について、「綾野剛さんの作品を見ると毎回人間が変わっているように見える。彼の演技は真実味があり変化に富んでいる、紛れもなく我々が求めていた役者でした」と説明している。
綾野が演じるのは、壇ノ浦の戦いで海に飛び込み、潮の流れに乗って南宋国境内にある村「白虎蕩」の海岸にたどり着いたところを村人に助けられ、「平安(ピン・アン)」という名を与えられた日本の貴族。やがて、人気女優ソン・ジアが扮する南宋の女性と愛し合うようになり、悲恋の物語を展開していく。

中国映画界に進出することに関して、綾野は「脚本自体が素晴らしく、取り扱うテーマが奥深いのはもちろん、登場人物の心のひだが豊富かつ繊細。また、演じる平安については心の機微の揺れに惹かれた」と明かしている。今作の撮入に向けて、3カ月に及ぶ肉体作りに励んだだけでなく、中国語のセリフに挑戦する。それだけに、「人気の舞台劇から映画化した作品に出演するのは初めてです。ソン・ジアさんはじめ中国のキャスト、スタッフの皆さんとともに、平安を生きるうえで確かな化学反応を起こしたい。俳優は絶えず自分との挑戦。このような複雑な役を生きることは、私の役者人生において豊かな時間になります」と強い意欲をのぞかせた。
映画は、2019年に中国全土で公開される予定。
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