木村拓哉、長澤まさみ共演「マスカレード・ホテル」で挑んだ“4つの初”
2018年11月20日 19:40
[映画.com ニュース] 東野圭吾氏の人気小説を実写映画化する「マスカレード・ホテル」の完成報告会見が11月20日、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで行われ、主演の木村拓哉、共演の長澤まさみ、メガホンをとった鈴木雅之監督が出席した。
シリーズ累計320万部を突破した東野氏の小説「マスカレード」シリーズ第1作を実写化。これまで数々の職業を演じてきた木村だが、刑事役は初挑戦となり「ようやくバトンが回ってきたと思った」と胸中を吐露しながらも、連続殺人事件の捜査のため“ホテルに潜入する”という役どころだったため「クランクインの次の日には、ホテルマンになっていた」と苦笑い。「モチベーションは警察官なんですが、容姿、所作はホテルマン。“異色のバトン”だった」と語りつつ、本格的な刑事役は「セカンド(第2作)で演じたい」と期待を寄せていた。
そして、初共演となった長澤については「出演されていた作品は拝見していますし、しっかりと自分の役をまっとうされる方なんだろうなと思っていました。どういう風に現場に向き合うのか、その点だけが不透明だったので、今回共同作業ができてクリアになった。一切逃げず、全力な方でした」と述懐。“姿勢”に注意を払い、ホテルのフロントクラークという職を体現してみせた長澤は「(木村は)いつか共演したいと思っていました」としみじみ。「(本作では)2人の会話劇が多いんですが、いつも心で目を見てくれる。常に頼りがいのある方でしたし、全力でぶつかっても、受け止めてくれました」と厚い信頼をにじませていた。
また、東野作品に初参加となった木村は、本作のオファーを「断る理由がないですよね」。東野氏から届いたメッセージによって、主人公・新田浩介が木村を想起して生み出されたキャラクターであることが明かされると、「実は打ち上げの際に、東野さんもいらっしゃってくれて『執筆している時、新田は木村さんをイメージして書いていました』と聞いていたんですよ。嬉しかったんですけど、もう少し早く教えてくれればよかった(笑)」と告白。だが、東野氏の意図は長澤には伝わっていたようで「(撮影に入る前に)小説を読んだ時、木村さんっぽいなと思っていました。誠実で真っ直ぐなイメージの方だったので」と語っていた。
刑事役、長澤との共演、東野作品――本作で3つの“初”に挑んだ木村。そこにもう1つの“初”が加わっていたようだ。劇中に登場するホテルのメインロビーは、全てスタジオ内に建てられたセットだったようで「自分も色んな経験をさせてもらっていますが、スタジオの中にあの規模のセットを建てて撮影したのは初かもしれない。東宝の一番大きいスタジオだったんですが、そこのギリギリまでセットが作られていました。美術スタッフに『これを建てよう』と指示を出した監督の覚悟、相当腹をくくっているんだなと感じました」と興奮気味に話していた。
「マスカレード・ホテル」は、不可解な連続殺人の真相を追ってホテル・コルテシア東京に潜入した警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)と、彼のホテル業務の教育係となった山岸尚美(長澤)が、利用客のなかから“マスカレード(仮面)”を被った犯人を見つけ出そうと奮闘する。2019年1月18日から全国で公開。
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