福地桃子、初主演「あまのがわ」は試行錯誤の連続「たくさんのこと教えてもらった」
2018年10月30日 19:00

[映画.com ニュース] 哀川翔の次女で女優の福地桃子が主演した「あまのがわ」が10月30日、第31回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、福地をはじめ共演の吉満寛人、住岡梨奈、渡邉幸愛、園田あいか、生田智子、メガホンをとった古新舜監督が舞台挨拶に出席した。
神秘の島と称される鹿児島・屋久島が舞台。祖母から教わった太鼓の演奏を楽しむ女子高生・史織(福地)は、人工知能の研究者である母・聡美の厳しいしつけに耐えかね、心を閉ざし不登校になってしまう。祖母の入院をきっかけに屋久島へひとり旅立つことになり、道中で出会った人々や“分身ロボット”との交流を通じ新たな自分を発見していく。
映画初出演にして主演の大役を担った福地。心を失くした少女に扮し、撮影では試行錯誤の連続だったようだ。「普通の女子高生が感じる葛藤や、日常のコミュニケーショントラブルなど、些細な問題に焦点を当て、考えることがとても多かった」といい、「向き合うことができて、普段の自分では考えることができないことを、たくさん教えてもらいました」と充実感たっぷりに明かした。
さらに、今作に込めた思いを「日常の些細なこと、当たり前の生活を振り返る瞬間がどこかにあれば嬉しい、という思いが強かったです」と述べる。屋久島の美しい自然に思いを馳せ、キュートな笑顔を振りまきながら「ロボットなどいろんな分野が進化しているなかで、『自然と関わる』ということを大事に描いています」と真摯に語った。
これを受け、母親役の生田は「『自分は母親としてどうなのだろうか』と考えながら演じました」と振り返り、「桃ちゃんの初主演映画に携わることができて良かったですし、試写を拝見し、桃ちゃんの頑張りに感動しました。本当に母親の気持ちになっていました」と感無量の面持ち。脚本も手がけた古新監督は、「未来を支えていく子どもや学生を、大人がどれだけ認めてあげられるか。それが社会のプラスになる。今の日本に伝えたいという僕のアンサーが、この作品には込められている」と熱弁をふるっていた。
「あまのがわ」は、2019年2月に公開予定。なお第31回東京国際映画祭は、11月3日まで開催される。
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