奥秀太郎監督、樋口一葉「にごりえ」をモチーフにした映画の公募オーディション開催
2018年10月24日 09:00

[映画.com ニュース]デビュー作の「壊音 KAI-ON」(2002)をはじめ、日本の古典を様々なジャンルの作品として世に送り出してきた奥秀太郎監督が、樋口一葉の名作古典「にごりえ」をモチーフにした最新作が始動、メインキャスト級を含む一般公募のオーディションを開催する。なお、脚本は2名のイタリア人脚本家が手掛け、日本とイタリアで撮影が行われる予定だ。
ベネチア国際映画祭の審査員経験を持つ日下部圭子氏がプロデューサー、国立ベネチア大学映画製作マスター在学中ながら新進気鋭のフラビオ・ブルネッリと、シルビオ・ソルディーニ監督作品などの脚本も手がけるベテラン作家のロベルト・ティラボスキが共同で脚本を執筆する。幕末を目前にした往時から、未来世界に向かおうとする壮大な愛の物語が描かれる。
「カインの末裔」(07)が、第57回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品されるなど、海外でも高い評価を受ける奥監督。「デビューしてから17年、14本の映画を作りました(うち未発表1、製作中1)。気がつくと、映画であれ舞台であれ、僕は日本の伝統にこだわって作ってきています。節目の15本です。この国に生まれ育ったという事と、僕らが僕らである事との関係性、_今日という時代では日本人が日本人であるだけではない事。そして世界の中で、僕を含む日本人(とされる)人たちの血肉を形作るニッポンをきちんと見つめる映画。映画を作り続けている本音と向きあって、清々しい気持ちで、ワクワクしながら映画を作りたい! 主人公はいまより自由を制限されていた幕末の末端に生きた男女です。行き場のないまま朽ちていく自分にNOをつきつけようとする人間たちです。そんな人たちと世界を共に見つめられたなら、本望この上ありません」とコメントを寄せている。
今回のオーディションで募集するのは、18~35歳の男女各2名ずつ。経験不問。募集期間は、10月25日~11月20日。撮影開始は、2019年1月~3月の予定。10月25日にオープンする、オーディションサイト(http://www.nigorie-lungo.com)で詳細を告知する。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

すごすぎて言葉にならない映画
【人類史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】よく考えずに転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった…
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんなあなたに】衝撃の価格破壊! 2000円→750円になる裏ワザあります
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

ヤバい映画みつけましたよ
【いた…凄まじくクレイジーな監督が…!】壮大VFXの映画をほぼ1人で製作、撮影に7年、完成に12年
提供:Henge