吉田凜音、大親友・久間田琳加の相手役は「私しかいない!」
2018年10月13日 17:15

[映画.com ニュース] 吉田凜音と久間田琳加がダブル主演を飾る映画「ヌヌ子の聖★戦 HARAJUKU STORY」の完成披露上映会が10月13日、東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われ、吉田と久間田をはじめ共演の中山咲月、企画・プロデュースを手がけた深川栄洋監督、メガホンをとった進藤丈広監督が出席した。
原宿で大人気の双子コーデタレント「ヌヌ子」として活動している田原葵(吉田)と三好里奈(久間田)が、それぞれの夢や希望、不安や悩みからすれ違いながらも固く結ばれた友情のもと夢を追いかける青春物語。イベントはライブからスタートし、ジェンダーレスモデルとして注目を集める中山が劇中バンド「ORION」の楽曲「Parallel World」を高らかに歌い上げたほか、現役女子高生アーティストとして活躍する吉田がアップテンポなナンバー「FOREVER YOUNG」をダンスを交えながら熱唱し、場内を盛り上げた。
中学2年生の時から親交を深め、プライベートでも大親友の吉田と久間田。本作は久間田の主演が決定した後、オーディションで相手役を募ったようだ。吉田が「琳加が主演だと聞いて『これは絶対に受けたい』と思ったんです。台本を読んだら、私しかいないんじゃないかって」と自信たっぷりに明かすと、久間田は「格好いい! 男の子みたい!」と大はしゃぎ。オーディションにも立ち合っていたようで「凜音に会うとやっぱり安心感があるというか。撮影は2週間だったんですけど、(相手役に)決まったと聞いた時に『2週間乗り越えられそう!』と思いました」と相思相愛ぶりを見せつけていた。
特に苦戦した撮影は喧嘩のシーンだったようで「中学2年生の頃から知り合いなのに、ちょっと喧嘩したり、気まずくなる雰囲気がこれまで一切なかったんです。(喧嘩をしたのは)そのシーンが初めて。初めてすぎて、自分達では想像がつかなかった」(吉田)と述懐。一方、そんな2人に影響を与える男性・久保昭久役を演じた中山は「私自身は女性なんですが、久保君は男性。脱ぐシーンがあったので、ジムに行ってちょっとだけ鍛えました」と役作りに関する裏話を話していた。
深川監督は、本作を企画した背景として“ミニシアターの減少”の事実を述べてから「ミニシアターの作品は色んな才能が集まってできるものが多い。進藤監督も含め、新しい才能を生み出すような映画にしたかった」と告白。そして、企画がスタートした2年前を振り返り「当時中学1年生の女の子に『どんな映画だったら見たい?』と聞いたら『原宿、双子コーデをテーマにした映画なら見てみたい』と。その言葉がなければこの映画は生まれなかった。中学1年生の言葉がきっかけで、色んな才能が結集した“奇跡”のような映画」と感慨深げに語っていた。
「ヌヌ子の聖★戦 HARAJUKU STORY」は、11月9日から東京・渋谷で先行公開され、11月16日から全国公開となる。
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