安田顕、父親の感想「すごい映画」に満足げ「さすが自分の親父」
2018年9月15日 15:00
恋愛経験のない42歳の童貞で、斡旋業者に紹介されたフィリピーナのアイリーンと結婚する主人公を演じた安田。周囲の評判も高く、「撮影の雰囲気や熱がこれまで経験したことがなく、ひょっとしたら自分の代表作になるかもと思い宣伝も躍起になってやってきた。作品が評価されるということは、出演者がいいってこと。私にとっては、それが何よりです」と言葉に力を込めた。
北海道・室蘭に住む父親も、地震からの復興がままならない中で見たという。「メールで『すごい映画でした』という感想をくれた。面白い、楽しいではなく、さすが自分の親父だと思った。自分も同じことを考えたので」と明かした。
息子を溺愛し強烈な個性を放つ母親を演じた木野花は、「最近の私は、優しいお母さんといったそれなりのイメージでしたが、真逆もいい加減にしなさいというところまでいった。やらせたのは監督です」と吉田恵輔監督に苦言。人身売買に手を染め家族に介入してくる役どころの伊勢谷友介も、「いい感じの役ではないけれど、そういう役回りは多いので慣れています」と自虐を込めて話した。
映画はゆがんでいながらもひとつの愛の形を提示しているが、愛の定義について聞かれた安田は「100%の献身が、無償の愛に近いんじゃないですかねえ」と思案顔。その上で、「地震で(札幌の)ススキノが停電した時に、風俗店がお風呂を無料で開放した。あれは愛でしょう」と地元の被災者を意識した持論を展開した。
20年以上前に原作に出合った頃から熱望していた映画化を実現させた吉田監督は、「やんちゃな企画なので、ダメだと『ほら、言わんこっちゃない』となって、こういう作品が作りづらくなる。皆さん、分かりますよね」と訴えた。安田は、この日の来日がかなわなかったアイリーン役のナッツ・シトイを慮り「ナッツもこの日を楽しみしていると思う。SNSでつぶやいてくれれば、すぐに反応することができるのでナッツに届けてあげて」と投稿を呼び掛けていた。
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