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「本物を見たい」中国の複製画家がオランダへ 「世界で一番ゴッホを描いた男」予告

2018年9月5日 10:00

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画像1(C)Century Image Media (China)

[映画.com ニュース]中国でゴッホの複製画を製作するひとりの画家が、“本物のゴッホの絵を見る”という夢を叶えるためアムステルダムを訪れるまでを追ったドキュメンタリー「世界で一番ゴッホを描いた男」の予告編が公開された。「頭の中はゴッホのことでいっぱい」と、ゴッホに人生を捧げる男の日々の仕事ぶりと心情が映し出されている。

中国・深セン市近郊にある「大芬(ダーフェン)油画村」では、ゴッホをはじめとする有名画家のレプリカ制作が産業として確立しており、世界市場の6割を生産しているといわれている。出稼ぎで油画村に出て来た、主人公のチャオ・シャオヨンのゴッホへの畏敬の念、自身の仕事へのこだわりとプライド、そして、自分は職人なのか、それともゴッホの生き様を今に蘇らせるアーティストなのかという葛藤を映し出す。上海の写真家ユイ・ハイボーと娘のキキ・ティンチー・ユイが監督。

これまで独学でゴッホの複製画10万点以上を家族と共に描いてきたチャオ。現在はスタッフと共に、多い時には毎月6~700枚のゴッホの複製画を全世界へ輸出している。予告編では、複製画を製作するアトリエの内部も垣間見ることができる。

世界で一番ゴッホを描いた男」は、10月20日から、新宿シネマカリテ、伏見ミリオン座ほか全国順次公開。


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