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ウッディ・アレン監督の新作、性的虐待疑惑のあおりで公開が無期延期に

2018年9月4日 11:00

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新作が事実上のお蔵入りの危機に
新作が事実上のお蔵入りの危機に
写真:Evan Agostini/Invision/AP/アフロ

[映画.com ニュース] ティモシー・シャラメジュード・ロウセレーナ・ゴメスエル・ファニングら豪華キャストが結集したウッディ・アレン監督の新作「A Rainy Day in New York(原題)」の公開が、どうやら棚上げになりそうだ。米Page Sixが独占で報じている。

#MeTooや#Times Upなどの社会運動が勢いづく最中の今年1月、アレン監督の養女ディラン・ファローさんが米CBSのニュース番組に出演し、子どものころ義父から受けた性的虐待について初めてテレビで告白したことで、これまで幾度となく小児性愛者と指摘されてきたアレンに対する性的虐待疑惑が再燃。主演のシャラメが同映画の出演料をTime's Upほか3つの慈善団体に全額寄付すると宣言したのをはじめ、エレン・ペイジミラ・ソルビノグレタ・ガーウィグといった女優陣がアレン監督作への出演を後悔しているとコメントするなど、非難が殺到していた。

そうした流れを危惧してか、製作元の米アマゾン・スタジオは「もともと公開日が正式に決まっていたわけではない」と釈明したうえで、「A Rainy Day in New York(原題)」の公開を「無期限で延期する」と発表。事実上の棚上げに踏み切った。

アレン監督と今後3本の映画を製作・配給する契約を交わしているアマゾンだが、推定2500万ドルの製作費をつぎ込んだ今作がお蔵入りという手痛い結果に終わったことから、予定されていた3作品の行方も危ぶまれる。

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