レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー監督「アリー」引っさげベネチアに登場!
2018年9月3日 13:00

[映画.com ニュース] 第75回ベネチア国際映画祭で8月31日(現地時間)、ブラッドリー・クーパーが監督・主演を務め、レディー・ガガがヒロインを演じた「アリー スター誕生」がアウト・オブ・コンペティションで上映され、喝采で迎えられた。あいにくの雨にもかかわらず2人をひと目見ようと集まったファンが待つレッドカーペットに、ピンクの羽のドレスをまとったガガが登場すると歓声が沸き、その場が一気に華やいだ。終始にこやかにファンに対応する様子は、世界的ポップスターの貫禄を感じさせた。

映画はこれまでジュディ・ガーランドやバーブラ・ストライサンドなどによって映画化されているストーリーを、クーパー自身が脚本に参加し、ガガを意識しながら現代的にアレンジしたもの。自分に自身が持てないヒロインのアリーが、人気ミュージシャンに出会うことでその才能を見出され、世界的なシンガーソングライターとして開花する。ふたりは恋に落ちるが、アリーがキャリアの階段を駆け上るのに引き換え、アルコールとドラッグの問題を抱えた男は転落していく。ガガが本作のために書き下ろした曲を歌うほか、クーパーもプロのミュージシャンに勝るとも劣らぬ歌声を披露している。
ワールドプレミアとなった公式上映に先立つ会見では、和気あいあいとした中に、クーパーとガガが互いを尊敬し、信頼しあっている様子が伝わってきた。本作に出演した理由について聞かれたガガは、「ずっと演技をしたいと思っていたけれど、この物語はこれまでにも映画化されてきたように、とても美しいストーリーで、世界中の人々の心を動かすと思ったから。これは愛、プライド、中毒についての物語。アリーはわたしとは違って自分に自信がなかったけれど、ジャックと知り合ったことにより導かれるの」と語った。

またスクリーンテストでクーパーから、「化粧はいらない」と言われ感銘を受けたことを告白。「彼はわたしの中から脆さを引き出してくれた。と同時にわたしのことを信頼して、自由も与えてくれた。とてもスペシャルな体験だったわ。たとえば100人の人がいて、99人が自分のことを信じてくれなくても、ただ1人の人が信じてくれればいい。それがブラッドリーだった。いまここにいられることはとてもラッキーよ。それに彼は素晴らしいシンガーだわ」と絶賛した。一方クーパーも、「彼女を得られて僕はとてもラッキーだったよ。会った初日にすぐ打ち解けられて、一緒にいると常にこちらが守られているような気持ちがした」と打ち明けた。
確かにガガの演技にはカリスマティックな魅力があり、クーパーもミュージシャンという役柄を真実味たっぷりに演じている。適度なユーモアを混ぜながら、甘ったるい夢物語にしていないところが一層感動を誘うに違いない。(佐藤久理子)
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