中尾明慶、オファーが来るのは「弱そうな役」ばかり アウトロー役への憧れも告白
2018年7月21日 15:45

[映画.com ニュース] CS放送局「時代劇専門チャンネル」の開局20周年を記念した新作時代劇「雨の首ふり坂」の特別上映イベントが7月20日、東京・渋谷のユーロライブで行われ、出演した中尾明慶、演出を手がけた河毛俊作監督が舞台挨拶に出席した。
時代小説の大家・池波正太郎による戯曲を初映像化し、殺しを請け負い諸国を渡り歩いてきた“アウトロー”たちの姿を描く。老いてなお殺しを稼業とする渡世人・白須賀の源七(中村梅雀)は、若き渡世人・彦太郎(中尾)と出会い、紆余曲折を経て堅気の世界に身を置く。しかし幸福な日常は、長くは続かない。宿敵の竹原親分に依頼を受けた刺客・橋羽の万次郎(三浦貴大)と、かつての兄弟分・藪塚の半蔵(故大杉漣さん)が、源七の命を狙っていた。
渡世人たちの生き様を活写した河毛監督。「男ってどこかで、アウトローになりたいという夢を持っている」と語ると、中尾も「アウトロー役への憧れはありますね」と同調する。一方で中尾は「でも、実際に(オファーが来るの)は大体、弱そうな役ですね。鉄砲玉とか」と冗談めかして観客を笑わせ、そんな姿に河毛監督は「中尾さんの魅力は『弱さ』。弱さって魅力的。強さのなかにも弱さが見えなければダメだし、その逆もしかり。人間のダメさって愛おしい。作品を見て、愛おしいと思って欲しいんですよ」と称賛していた。

さらに劇中音楽は、ジャズや昭和歌謡を盛り込んだ独自の世界観を打ち出すEGO-WRAPPIN’が担当。河毛監督は時代劇を彩る音楽に言及し、「『時代劇』をあまり特別なものと考えない方がいいと思う。格好良くて、面白ければそれでいいというのが僕の基本的なスタンス」としたうえで、「たとえばハードロックだって、時代劇に合うと思う」持論を展開していた。
「雨の首ふり坂」は、7月27日まで東京・渋谷のユーロスペースで限定上映。また本日21日の午後7時30分から、時代劇専門チャンネルおよび日本映画専門チャンネルでも放送される。
(C)2017時代劇専門チャンネル/J:COM/松竹
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー