サッカーはこうやって生まれた!?「アーリーマン」冒頭映像公開
2018年7月4日 17:00
[映画.com ニュース] 「ウォレスとグルミット」「ひつじのショーン」を手掛けるクリエイター、ニック・パークとアードマン・アニメーションズの最新作「アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!」の冒頭シーンが公開された。
暴君に奪われた故郷を取り戻すため、サッカー対決に挑む原始人の少年ダグと仲間たちの活躍をユーモラスに描くストップモーションアニメ。冒頭シーンではダグたちが暮らす先史時代よりもまだ昔、恐竜がかっ歩し、言葉を持たない人間たちが原始的な暮らしをしている時代に、空から隕石が落下。大爆発の後に残ったサッカーボール状の隕石を人間たちが足で触って転がし出したことが、徐々にサッカーの形を成していく「サッカー誕生の瞬間」を捉えたものとなっている
ギョロッとした目やずんぐりした体つきのキャラクターデザインから、ユーモラスな部分に注目してしまうが、冒頭の地球の映像や噴火する火山を背景にぶつかり合う2頭の恐竜、そして隕石の爆発は、クレイ人形を使って1コマずつ緻密に撮影されたクラフト感とスペクタクルが両立するシーン。パーク監督が「この作品は、ストップモーションアニメーターのレイ・ハリーハウゼンの映画を継承する作品なのです」と表明している通り、スティーブン・スピルバーグをはじめ、ギレルモ・デル・トロやティム・バートン、ピーター・ジャクソンほか名だたる映画監督たちが敬愛してやまない、「特殊効果の巨人」ハリーハウゼンへのオマージュを感じさせるシーンといえる。
「アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!」には、エディ・レッドメイン、トム・ヒドルストン、メイジー・ウィリアムズらが声優として参加。日本語吹き替え版では、梶裕貴、沢城みゆき、大塚芳忠、戸田恵子、佐々木梅治、堀内賢雄、諏訪部順一、山寺宏一らが声優を務める。7月6日から全国公開。