ジョン・ラセター後任はピート・ドクター&ジェニファー・リー
2018年6月25日 09:30
[映画.com ニュース] セクハラ騒動をきっかけに、ピクサーとウォルト・ディズニーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーからの辞任を公表したジョン・ラセター監督の後任が決定した。ハリウッド・レポーター紙が報じている。
ピクサー・アニメーション・スタジオは、「モンスターズ・インク」「カールじいさんの空飛ぶ家」「インサイド・ヘッド」のピート・ドクター監督、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオは「アナと雪の女王」のジェニファー・リー監督が、それぞれクリエイティブ面のトップを務めることになる。ビジネス面では、従来通りジム・モリス社長がピクサー、アンドリュー・ミルスタイン社長がディズニーの指揮を執ることになる。
現在49歳のドクター監督はピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー就任に際し、「地球上で最も才能のある人たちと一緒に仕事ができることは身に余る栄誉であり、世界中の観客を驚かせ喜ばせる物語を伝えるために最新のテクノロジーを駆使して、一緒にアニメを新しい方向に導いていきたいと思います」とコメントを寄せている。
一方、46歳のリーは、2011年に「シュガー・ラッシュ」の共同脚本家としてウォルト・ディズニー・アニメーションに参加。クリス・バックと共同で「アナと雪の女王」を監督している。現在は、「アナと雪の女王」の続編「Frozen 2(原題)」を製作中。「アニメーションは、世界で最もコラボレーションを必要とする芸術です。同僚の映画作家やアーティスト、テクニシャンとともに、未来を目指す所存であります」と声明を発表している。