「スポットライト」トム・マッカーシー監督、話題沸騰のポッドキャスト番組を映画化
2018年6月24日 21:00
[映画.com ニュース] アカデミー賞作品賞・脚本賞を受賞した「スポットライト 世紀のスクープ」のトム・マッカーシー監督が、大ヒットしたポッドキャスト番組「S-Town」を映画化する企画のメガホンを検討していることがわかった。
「S-Town」は、米人気ラジオ番組「This American Life」と、そのスピンオフとなるポッドキャスト番組「Serial」の製作チームが手がけた、7話構成の番組。2017年3月に全エピソードが一斉リリースされ、4日間で1000万ダウンロードを記録し、ピーボディ賞ラジオ/ポッドキャスト部門を受賞した。
そのストーリーだが、「S-Town」司会者・プロデューサーのブライアン・リードのもとに、アラバマ州ウッドストックに住むアンティークの時計職人ジョン・B・マクレモアから、地元で起こった殺人事件を調査してほしいと依頼が入ったところからスタートする。故郷を「クソみたいな町」とこき下ろすマクレモアは、ある金持ちの息子が犯人だと自慢していたというが、リードが真相を探るうちに調査は予想もしていなかった衝撃的な展開となり、マクレモアという人物の謎めいた姿が明らかになる。
米Deadlineによれば、「スポットライト」の米パーティシパント・メディアが「S-Town」の映画化権を獲得しており、マッカーシー監督と交渉中。脚本は、劇作家サミュエル・ハンターが交渉に入っている。