宮川大輔、初ラブシーンを述壊「本当に好きになってしまった」
2018年4月21日 16:45

[映画.com ニュース] 宮川大輔が映画初主演を果たした「サクらんぼの恋」が4月21日、沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」でプレミア上映され、宮川と共演の桜井ユキ、前田公輝、古厩智之監督が、那覇・桜坂劇場で行われた舞台挨拶に出席した。
同作は、社会に順応できず、殻に閉じこもって生きてきた45歳の童貞男・山川則夫が、憧れの女性・恩田リナとの交流を通して社会と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマ。山川を宮川、リナを桜井、2人の仲を裂く八代翼役を前田が演じた。
宮川は、観客に「どうでしたか皆さん、僕の初ラブシーン!」と問いかけ、「あのラブシーンがクランクイン。あれで僕、ユキちゃんを本当に好きになってしまった。ほかの役者さんがユキちゃんとキスしたりするのを見てると、あいつ殺したろかなと思うくらい」と大胆告白。「桜井ユキという女優さんってすごいなと思った。引っ張っていってもらった」と謝辞を述べた。
一方の桜井も「(山川と)海に行ってカモメと戯れて、堤防のところで2人でキャッキャ言っているシーンがあるんですけど、それも初日。初日にすごく濃厚なシーンを撮ったんですけど、逆にそれがいい風に働いたなと思います」と、宮川との初共演を笑顔で振り返った。
そんななか前田は、山川を苦しめる役どころを演じ「今日あんなピュアな2人のラブストーリーを見てから、その間を裂くような僕が舞台挨拶をしていること自体すみませんと思うくらい心が痛かった」と胸中を吐露。共演前から宮川のファンといい、「大好きな人を痛めつけるっていうのはどういうものかなと新しい感覚になっていました。でもちょっと高揚している自分もいたので、好きな人を痛めつけるのもありだなって。悪くなかったですね(笑)」と本音を明かし、会場の笑いを誘っていた。
古厩監督は「(自分は)演出力がない」と笑いつつ、「こういう時こうするんだ、こういう顔するんだと思って見ているほうが楽しい。みんなに作ってもらっている感じが楽しい」と俳優陣への信頼を語った。
「サクらんぼの恋」は、公開未定。「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」は、4月22日まで開催される。
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