遠藤憲一が小学生の少女とコンビを組む元ヤクザの探偵に 「アウト&アウト」今秋公開
2018年4月20日 07:00

[映画.com ニュース] 遠藤憲一の主演で、木内一裕氏の小説「アウト&アウト」が映画化されたことがわかった。木内氏が自らメガホンをとり、映画はすでに完成。今秋公開を予定している。
原作小説は、「藁の盾」などで知られる木内氏が手がけたクライムエンタテインメント。小学2年生の少女、栞と2人で探偵事務所を営んでいる元ヤクザの矢能のもとに、一本の依頼の電話が入り、矢能は指定された場所に向かう。しかし、依頼人はすでに拳銃で撃たれて死体となっており、事態は思いもよらぬ方向へと転がっていく。「きうちかずひろ」名義で映画監督の顔も持つ木内氏が自らメガホンをとり、遠藤が主人公・矢能を男の色気たっぷりに演じた。元ヤクザの探偵と血のつながらない小学生の少女という異色のコンビが織り成す、思わずクスリとしてしまうほほえましい掛け合いなども注目で、バディムービーとして楽しめる一作になっているという。
普段は自分からアイデアを提案してみせることも多いという遠藤だが、今回の撮影については「監督の中でイメージが明確にあったようで、途中からはすべて監督の言うとおりに演じました。語尾の変更も許されません」と述懐。それだけに「ちゃんと演じきれているのかだんだん不安になったこともあります」という。しかし、完成した映画を見て「何といっても登場人物全員が魅力的。監督の言う通りに演じて良かった! 皆さんも是非、きうち監督の美学を楽しんで下さい!」と、いまは胸をなでおろしている。
長編映画の監督は18年ぶりとなった、きうち監督は「原作者として、脚本家として、監督として、そして製作者のひとりとして、この映画を作る過程でずっと戦い続けました。プロデューサーとも、俳優とも、予算とも、過酷なスケジュールとも、日本の映画製作の現状とも。幸い優秀なスタッフが結集してくれたおかげで、その全ての戦いに勝利し、絶対的な自信を持ってお届けできる映画が完成しました」とコメント。出来栄えに自信をのぞかせている。
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