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池松壮亮からテレ東新入社員へ! 自虐交じりのアドバイスさく裂

2018年4月5日 14:15

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できれば来たくなかった……
できれば来たくなかった……

[映画.com ニュース] 新井英樹氏の名作漫画を実写ドラマ化した「宮本から君へ」のテレビ東京新入社員特別試写会が4月4日、東京・六本木の同局で行われた。第1話と後半パートの特別編の鑑賞には、新井氏、エンディングテーマを手がけた「MOROHA」のアフロとUKが参加。上映後のフォトセッション時には、主演の池松壮亮もサプライズで登場し、新入社員たちを驚かせていた。

本編上映前には、新井氏と「MOROHA」がトークを繰り広げた。「サラリーマンを1年2カ月経験して、リタイアしています。そんな俺を呼んでくれたテレビ東京の懐の深さに感謝します」と茶目っ気たっぷりに挨拶した新井氏は、今回のドラマ化について「漫画家になって表現する以上、誰かに影響を与えられたらいいなと、傲慢なことを考えていたんです。今回こういう形で映像化するということで、何人かには“中継ぎ”という役割を果たせたかなと。それが嬉しいですね」と胸中を吐露。アフロは「宮本から君へ」という作品は「1発で叩きのめされる漫画」と説明して「自分も表現をするようになった時に“1発で仕留められる音楽”ができたらなと考えていました。それは『宮本から君へ』の影響といっても過言ではない」と語っていた。

「MOROHA」とバトンタッチする形で、イベントに参加した池松は「できれば来たくなかった」と本音をポロリ。「なぜかって言うと、原作者の新井先生に会うのは緊張するんですよ。それにこんなオレンジの髪型をして、スーツも着ていないようなやつが、何を話したらいいのか…ちょっと職種が違いますし。はっきり言って、僕から学ぶことはないと思いますね」と自虐交じりで理由を明かした。だが「宮本から君へ」に対する思いは並々ならぬものがあるようで、「自分は宮本にはなれなかったんですよ。『自分がこうなりたかった』という象徴として、原作が好きでした。『なりたかった自分』として、こういう役にチャレンジしてみようという気持ちが大きかった」と告白していた。

「私は友達の前でさえ泣くことが苦手。でも俳優さんは大人数の前でも、泣いたり、怒ったりと、感情を広く表現しなければなりません。最初の頃、抵抗はありませんでしたか?」という質問が飛び出すと、「すごく面白い質問。今でも抵抗はありますよ」と池松。「そこに抵抗がなければ、とても下品な芝居になってしまうような気がしています。知らない人の前で泣くなんて非日常だと思うし、僕の場合は表現の十字架。人前でプレゼンする機会があった時、恥ずかしいこと、みっともないことをきちんと踏まえた上で、誰かに伝えることが大事なんじゃないかなと思います」と助言を与えていた。

「愚直さ、曲げられないものは?」と問われた新井氏は「主語は必ず1人称で。例えば、私、自分、僕、俺。複数形の主語にすると、人はろくでもないことしか考えないし、やらないんです」と自らのポリシーを話した。「すごいですね」と感心しきりの池松は「はっきり言って、僕自身にはない。宮本に関して言えば、傷つく覚悟。新井先生は『連戦連敗』と表現されていましたけど、何度も戦える勇気。これが宮本の1番のセールスポイントですし、世界に通じるものだと思っています」と言葉に力を込めていた。

真利子哲也監督がメガホンをとった「宮本から君へ」は、文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンで、恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松)が成長していく姿を描く。4月6日深夜12時52分から放送スタート。

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