寺島しのぶ&南果歩「オー・ルーシー!」で壮絶“姉妹ゲンカ”「同性はえげつない」
2018年3月26日 20:00

[映画.com ニュース] 寺島しのぶが主演した日米合作映画「オー・ルーシー!」の完成披露試写会が3月26日、東京・テアトル新宿で行われ、寺島をはじめ共演の南果歩、忽那汐里、メガホンをとった平柳敦子監督が舞台挨拶に出席した。
第67回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門(学生部門)で上映された桃井かおり主演の同名短編をベースに、同作を手がけた平柳監督が新たに物語を書き加えたほか、役所広司、ジョシュ・ハートネットらの共演で長編映画化。満たされない日々を過ごす43歳の独身OL・節子(寺島)がふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師・ジョン(ハートネット)に恋をし、東京とロサンゼルスで大騒動を巻き起こす。
今作は“裏アカデミー賞”とも称される第33回米インディペンデント・スピリット・アワードで、新人作品賞と主演女優賞(寺島)にノミネート。寺島は受賞を逃したが、「スリー・ビルボード」のフランシス・マクドーマンドら錚々たる面々と競い合った。授賞式にも出席した寺島は、「フランシス・マクドーマンドさんとお話できたことが宝物。いい写真も撮れましたし、帰りの飛行機で『スリー・ビルボード』を見ました。すごい女優さんに会えた、というお土産を持って帰れた」と振り返る。続けて「発表の瞬間は女優陣の顔が画面に映し出されますが、受賞者の名前が聞き取れなくて、平柳監督に『誰がとったの?』と聞いていました」といい、「眉間にすごいシワを寄せた私が生放送されていたようで、ライブ放送を見ていた主人には『とれると思っていたの?』と言われてしまいました(笑)。どこかの新聞では『残念がっていた』と書かれましたが、そうじゃないんです」と苦笑交じりに説明していた。
これを受け、この日のために拠点のアメリカから来日した平柳監督は、「(マクドーマンドが寺島の)演技をすごく褒めていました」と報告。喜色満面の寺島は「監督とマクドーマンドさんは、エージェンシーが一緒なんです。作品自体も気に入ってくださったそうです」と話し、「監督とマクドーマンドさんが、次回作をやっていたらすごいですよね」と期待を込めていた。
また劇中では、主人公役の寺島と高圧的な姉役・南による、壮絶な“姉妹ゲンカ”が繰り広げられる。寺島は「私は弟しかいないんですが、『姉に支配されるというのはこういうことか』と感じました。嫌なもんだなと」とぶっちゃけ、南と顔を見合わせて大笑い。「同性(のケンカ)はえげつない」と付け加えると、南も「私は実生活では姉が4人。姉に支配されてきたので、しのぶちゃんが言うことはよくわかる(笑)。小さい頃の夢は、『スイカを丸ごと食べてみたい』だった」と吹き出し、「今回はしのぶちゃんと本気のケンカ、言い合いをたくさん経験出来ました。初めて映画でご一緒しましたが、普段はこうやって普通にしゃべって笑ったり、食べたり。でも本番に入ると、しのぶちゃんも私もスイッチが入りました」と目を細めていた。
「オー・ルーシー!」は、4月28日から東京・渋谷ユーロスペース、テアトル新宿ほかで公開。
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