山本美月、ボンドカーの2000GTに乗った!憧れの唐沢寿明との共演を堪能
2018年3月22日 18:00

[映画.com ニュース] 山本美月が主演するNHKの愛知発地域ドラマ「真夜中のスーパーカー」の完成披露試写会が3月22日、東京・渋谷の同局で行われた。
愛知県長久手市にある古今東西の世界の名車が並ぶ自動車博物館を舞台に、自動車開発に命をかける人々の葛藤と奇跡を描いたファンタジードラマ。昨年8月に往年の名スポーツカー「トヨタ2000GT」と現代のスポーツカー「LFA」のレースシーンを撮影し、今年1月にドラマ部分を撮影した。2000GTの個人オーナーでもある唐沢寿明が、2000GTの魂の化身役を演じた。
レースの腕にも覚えのあるカーデザイナー白雪を演じた山本は「日本ならではの、特撮ドラマです。2次元でも3次元でもないし、2.7次元くらいの感じかな。感情の起伏に気をつけて演じました。おもちゃ箱のような作品なので、愛してくれてばうれしい。(見どころは)レースシーンです。アフレコもして、アニメみたいです。白雪がGTに憧れるように、唐沢さんに憧れがあったので、共演できて楽しかった」と振り返った。
自動車修理工場に勤める祖父を持つ日系ブラジル4世のリカルド役の上遠野太洸は「試写で改めて見ると、日本人の根性を直に見せられた気がします。学べる要素がいくつもありました。日系人の苦悩や高度成長期における日本の躍進などが描かれていますが、ヘビーにはならずに学ぶことができます。素晴らしい作品に仕上がったのではないか」と胸を張った。
主題歌、挿入歌を担当し、劇中では博物館に展示されているアメリカ製自動車の化身であるアニキ役も演じた歌手の水木一郎は「役までもらって夢のようだったが、迫力のある2人(山本、上遠野)の演技を見て、現実なんだと思った」。「美月」と「水木」が同じ音であることから、「ミヅキって、いいですね。上遠野君はスーツが似合うね」と、控えめな主役2人を食う勢いでトークを繰り広げた。
水木は007シリーズ第5作「007は二度死ぬ」(1967年)に登場する2000GTにも乗ったそうで、「ボンドカーに乗れたのも嬉しかった」と言うと、山本も「私も乗りましたよ!」。山本自身はあまり車には詳しくないそうで、「最初は専門用語が分からず、台本を読んでもレースシーンがどういうものか、分からなかった。何度も自動車博物館に行くうちに、『フジキャビン』(1956~57年に少数生産した前2輪・後1輪の超小型車)が好きになりました。いつか買っているかもしれないです。でも、2000GTが一番ですね。(ミニチュアを)玄関に飾ってあります」と話していた。
「真夜中のスーパーカー」は3月28日午後10時から、BSプレミアムで放送される。4月21日午後4時から再放送予定。
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