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ワインスタイン・カンパニーが破産申請

2018年3月20日 16:00

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セクハラの“口止め”契約も解消
セクハラの“口止め”契約も解消
Photo by Stuart C. Wilson/Getty Images

[映画.com ニュース] 米製作会社ワインスタイン・カンパニーが3月19日夜(現地時間)、デラウェア州で米連邦破産法11条を申請した。同社の資産は、ダラスに拠点を置く投資会社ランタン・キャピタル・パートナーズに売却される見込みだ。また、ハーベイのセクハラ・性的加害に遭い、“口止め”の示談に応じた被害者たちの守秘義務契約を即時解消することも発表された。

ワインスタイン・カンパニーは、映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインが弟のボブ・ワインスタインと共同で2005年に設立。数々の作品をオスカーに導いてきたが、昨年10月末にハーベイのセクハラ騒動が勃発したことで、作品の公開延期や製作中止が相次いだ。米ロサンゼルス・タイムズ紙によれば同社はそれ以前から経営難にあり、5億ドル以上の巨額の負債を抱えながら、買収先を探していた。

会長を務めるボブは、「問題なく売却できることを望みつつ、資産価値を最大化するとともに、最大限の雇用を確保し、あらゆる犠牲者たちのために正義を追求する計画があることは役員会にとって喜ばしい」と声明を発表。資産と従業員を継続して維持できるというランタン・キャピタルの条件を評価している。提示額は公表されていないが、関係者の話によれば4億ドル相当だと米ロサンゼルス・タイムズは報じた。

ワインスタイン・カンパニーの資産が裁判所のもとで競売にかけられる場合、映画スタジオのMGMやライオンズゲート、リサーチ企業キラー・コンテンツ、ミラマックスの親会社であるカタール企業beInメディアグループ、投資家のロン・バークルらが参加するとみられる。資産には、同社の有する映画277作品のライブラリーや、未公開の映画およびテレビ番組などが含まれる。

同社はセクハラ騒動後、バラク・オバマ政権時代に米中小企業庁長官を務めたマリア・コントレラス・スウィート氏と、バークル氏が率いる投資家グループと、昨年末から買収に向けた交渉を進めていた。しかし2月上旬、セクハラ・性的被害者への賠償が不十分だとして、ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン州検事総長がワインスタイン・カンパニーを告訴したことで、3月上旬に破談していた。

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