スピルバーグ監督、「レディ・プレイヤー1」サプライズ上映会に降臨!「一観客として作った」
2018年3月15日 18:00

[映画.com ニュース]世界中の人々がアクセスするVRワールドを舞台にした「レディ・プレイヤー1」が、米オースティンで開催中のSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)映画祭で3月11日(現地時間)にサプライズ上映された。会場には、メガホンをとったスティーブン・スピルバーグ監督やキャスト陣も登場した。
アーネスト・クライン氏によるSF小説「ゲームウォーズ」を原作に、VRワールド“OASIS”で繰り広げられる冒険を描く。2045年、米オハイオ州コロンバス。孤独な青年ウェイド・ワッツ(タイ・シェリダン)が、OASISに仕掛けられた“3つの謎”を解き明かし、全人類が参加する“宝探し”を制するため、壮大なアドベンチャーに挑む。
本作の上映が知らされると、観客たちは歓喜に包まれ、上映後にはスタンディングオベーションが巻き起こるなど熱狂をもって迎えられた。シェリダン、オリビア・クック、森崎ウィン、リーナ・ウェイス、ベン・メンデルソーン、脚本を担当したザック・ペン、原作者のアーネスト・クラインと共に登場したスピルバーグ監督は、「まず今回の試写会は、おそらく私が経験してきた中で最も緊張したものだったことを言わせてください(笑)」とおどけつつ、「今まで、私はカメラの後ろから指示を出して映画を作ってきました。ですが、この映画は皆さんと同じように一観客として映画を作ると決めたのです。皆さんの隣に座って一緒に楽しむための映画を撮影するということは、皆さんのための映画を作っているということなのです」と熱く語り、観客から歓声を浴びた。
本作には世界中の映画や、ゲーム、アニメのキャラクターが続々と登場するが、スピルバーグ監督は「私の(メガホンをとろうと思った)決め手は、原作にもあったウェイドと(ヒロインの)サマンサのドラマです。この映画は壮大なアドベンチャーであると共に、彼ら2人の成長の物語でもあるからです」と、本作の“核”は若者たちの絆と成長を描くドラマ部分にあると強調。
「私の妻はゲームっぽいストーリーが好きではないのです。なぜなら、彼女は1度もビデオゲームをしたことがないからね。しかし、この映画の脚本を渡した3日後、彼女は私のもとに来て、『選択の余地なんてないわ。絶対にこの映画を撮るべきよ!』と言ったのです(笑)。この物語を理解するために、ゲームをする必要なんてないのです」と呼びかけた。
「レディ・プレイヤー1」は、4月20日から全国で公開。
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