「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」が復活 プリクエルを映画化
2018年3月12日 07:00
[映画.com ニュース] 故ジェームズ・ガンドルフィーニさんが主演した米HBOの大ヒットドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」が、映画として復活することがわかった。
米Deadlineによれば、「ザ・ソプラノズ」の制作総指揮を務めたデビッド・チェイスによる新作「The Many Saints of Newark(仮題)」の映画化権を、米ニューライン・シネマが獲得。新作は「ザ・ソプラノズ」のプリクエルとなり、1960年代の米ニュージャージー州でアフリカ系アメリカ人とイタリアン・コミュニティの抗争が勃発した、ニューアーク暴動を背景にしたストーリーのようだ。脚本は、チェイスとローレンス・コナーが共同執筆した。
1999年から6シーズンにわたって放送された「ザ・ソプラノズ」は、イタリア系マフィアのボス、トニー・ソプラノ(ガンドルフィーニ)が、家族や組織の人間関係に振り回され、ストレスを抱えながらも采配をとっていく姿をシニカルに描いたドラマ。6シーズンの間にエミー賞21冠を達成し、ガンドルフィーニさんもエミー賞のほかゴールデングローブ賞、SAG賞を受賞した。
新作には、若きトニー・ソプラノや父ジョヴァンニ&母リヴィア、叔父アンクル・ジュニアら、ドラマのキャラクターたちが再び登場する見込みだ。チェイスはプロデューサーも兼ね、これから監督の選定に入る。