イーストウッド監督&当事者が“運命の日”を振り返る!「15時17分、パリ行き」特別映像
2018年3月1日 10:00

[映画.com ニュース] 2015年に起こったタリス銃乱射事件を題材にしたクリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」(公開中)の特別映像が、公開された。
実際の事件に巻き込まれた人物を“本人役”としてキャスティングした作品。554人の乗客が乗るアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で、武装したイスラム過激派の男が自動小銃を発砲。たまたま乗り合わせていたアンソニー・サドラー、スペンサー・ストーン、アレク・スカラトスの幼なじみ3人が、テロリストに立ち向かっていく。
映像には、メイキングやイーストウッド監督、3人のインタビューが収められている。イーストウッド監督は、「時として普通の人々が偉業を成し遂げることがある」と重みある言葉を語る。スカラトスは「テロに遭遇する確率は低い。しかも命も落とさずテロに立ち向かい、あの時あの場にいたことは単なる偶然とは思えない」、ストーンは「キリスト教の家庭で育ったから神は常に身近な存在だ。神は乗り越えられる試練しか与えないと考えている」、サドラーは「運命が僕らを導いた。僕らは使命を与えられたんだ。今はあの時の冷静さが理解できる」と“運命の日”を振り返る。
本編映像も挿入され、テロリストと対じした3人の姿や、事件までのそれぞれの日々が映し出されている。ストーンは最後に、「あの時の僕らは、まさに神の使いだったんだ。善き行いができて光栄だね」と感慨深げに締めくくっている。
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