「去年の冬、きみと別れ」斎藤工の“演じたい役”に岩田剛典ら爆笑
2018年2月22日 13:30

[映画.com ニュース]芥川賞作家・中村文則氏の小説を、「EXILE」「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典主演で実写映画化した「去年の冬、きみと別れ」のジャパンプレミアが、2月21日に都内で開催。岩田、山本美月、斎藤工、浅見れいな、北村一輝、瀧本智行監督が登壇したほか、主題歌を担当したm-floのスペシャルライブも行われた。
結婚を間近に控えた野心あふれる記者・耶雲恭介(岩田)は、特ダネをものにしようと猟奇殺人事件の元容疑者で天才写真家・木原坂雄大(斎藤)に近づいていく。木原坂に気に入られ、密着取材を取り付けた耶雲だったが、真相を追ううちに木原坂のわなにかかり、婚約者・百合子(山本)を危険にさらしてしまう。
イベントでは、岩田の役柄が記者であることから、岩田が自ら登壇陣に“取材”する形式がとられた。クールな耶雲のキャラクターとは正反対に、はにかみつつ共演陣や監督に質問していく岩田に会場からは「かわいい!」と黄色い声が飛んだ。岩田から「もし別の役をやるなら?」と問われた男性陣は、「僕は百合子をやりたい……髪をこうやる(なびかせる)シーンが、超格好いい。あれをやりたい」(斎藤)、「女優陣だと岩ちゃん(岩田)とキスできるからやりたい。(耶雲と恋人の)デートシーンにあこがれる」(北村)と回答し、共演陣は爆笑。その後、斎藤から“逆質問”された岩田は、「僕は木原坂。セクシーで、(斎藤)工さんそのままでした」と語り、斎藤は「基本タンクトップですけどね」とボケて笑いを誘った。
岩田から「最近のスクープは?」と問われた浅見は、「北村さんは、いつでもレディファースト。さっき、エレベーターに一緒に乗ったときもそうでした」(浅見)と回答。斎藤は、浅見の回答にすかさず「男性にもそうなんですよ! 男でもほれます。勉強になります、先輩」と言葉をつなぎ、北村が「男も女も好きなんですよ……」と語ると、場内は再び笑い声に包まれた。
終始和やかな雰囲気のイベントとなったが、岩田は最後に「僕は、この映画の本質は、真実を知ったときに人間の欲や愛情が見えてくるところだと思います。映画を見終わったら、タイトルの意味が分かっていただけるのではないか」ときっちり締めくくり、座長らしさを発揮していた。
「去年の冬、きみと別れ」は、3月10日から全国公開。
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