小川紗良、若手育成に積極的な「さぬき映画祭」に感謝の念

2018年2月12日 18:57


舞台挨拶に立った小川紗良
舞台挨拶に立った小川紗良

[映画.com ニュース] 女優で監督の小川紗良が2月12日、「さぬき映画祭2018」が開催されている高松市の情報通信交流館e-とぴあ・かがわで上映された監督第3作「最期の星」の舞台挨拶に立った。

同映画祭の若手短編プログラムで「腰抜け」「冬が燃えたら」とともに上映された今作は、早稲田大学映像制作実習2017で小川監督が撮り上げたもの。女優として行定勲監督作「リバーズ・エッジ」など注目作に出演する小川監督だが、今回はメガホンに専念。同大学で教鞭をとる是枝裕和監督の門下生でもある。

本編では、注目の新進女優・小川未祐が主人公の琴子を演じている。高校1年生の琴子の真後ろは瀬戸幸さんの席だが、闘病中のためいつも空席。クラスメイトはまだ誰も会ったことがないが、みんなは彼女を「さっちゃん」と呼んでいる。ある日、とっさについた嘘をきっかけに、琴子の前にだけさっちゃんが現れる。

司会から「男性的な視点」を指摘された小川監督は、「ひとりの特定の女の子のことをずっと考えちゃうことがありますし、恋心とは違うけれど似たようなところはあるのかな。私自身、割と男っぽいと言われるので、それが出ちゃったのかもしれませんね」と分析。今作では監督業に専念しているが、「出来る限り役者が集中できる環境を作ろうと意識しますね」と俳優の気持ちが理解できるからこそのこだわりを明かした。

また、同映画祭と本広克行ディレクターへの感謝をにじませる。2度目の参加となるが、「さぬき映画祭は若手の育成に力を入れていて、きちんと機会をくださいます。本当に感謝しています」と気持ちを打ち明けていた。

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