末井昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」で50年前の“自分”と共演
2018年2月7日 17:00

[映画.com ニュース] 白夜書房の取締役編集局長を長らく務めたことでも知られる編集者・作家の末井昭氏のエッセイを、柄本佑主演で映画化した「素敵なダイナマイトスキャンダル」に、末井氏本人がカメオ出演していることがわかった。柄本扮する若かりし頃の末井の奇異な行動に驚く通行人役を演じ、約50年前の“自分”と共演している。
幼少期に、実母が隣家の若い男と不倫の末にダイナマイト心中するという衝撃の体験をした末井(柄本)は、高校卒業後に上京し、キャバレーの看板描きを経てエロ雑誌業界に入る。その後、伝説のエロ雑誌の編集長となり、写真家・荒木経惟らとのタッグで80年代を席巻していく。

末井氏が出演したのは、末井青年が“行き場のない情念”を、全裸で公共の場を走りぬけるパフォーマンス「ストリーキング」で表現した場面。ピンクのペンキを被って全裸で疾走する末井青年に驚く通行人のひとりとして参加した。末井氏は、「佑くんが演じる若かりし僕と、現在の僕が出会う。さらにこのシーンで流れる音楽も僕が演奏しているので、忘れられないシーンになりました」とコメントを寄せている。
「素敵なダイナマイトスキャンダル」は、3月17日から東京・テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国で公開。R15+指定。
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